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部下を伸ばすも、つぶすも言葉しだい
【第5回】 2013年10月22日
著者・コラム紹介バックナンバー
吉田幸弘

「君は、返事だけで何も変わらないな!」と怒る前に

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最終回のテーマは、部下が行動を改善してくれる効果的な叱り方です。叱り方は一歩間違えると、部下のやる気を削いでしまう可能性があります。しかし、ちょっとした工夫で部下のやる気を引き出すこともできます。
 打たれ弱い草食部下、叱っても何も変わらない部下、他人に責任をなすりつけようとする部下など困った部下でも、大きく変わってくれます。

最初にクッションフレーズを使おう!

 叱るときは、最初に「クッションフレーズ」を使うと効果的です。上司の気配りが伝わり、部下も話を受け止めやすくなります。
 そんなクッションフレーズですが、OKクッションフレーズとNGクッションフレーズがありますので、注意が必要です。
 ここでは、具体的に2つの場面を例にお話ししていきます。

1. 部下に悪い話をしなければならないとき
「あのさあ」「ちょっといいか」といった、部下が構えてしまうような言葉は使わないようにしましょう。気の弱い部下は萎縮してしまい、その場をどうやり過ごすかだけを意識します。逆に、気の強い部下は反発してきます。
 そんなとき、効果的なのが「話しにくいことなんだけど、聞いてくれるかな」という言い方です。上司の気配りが伝わり、部下は受け入れる準備をします。

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. 前に注意したにもかかわらず、部下が行動を改めてくれないとき
「確か、前にも言ったよな」――つい、こんな言い方をしてしまいがちです。でも、こんな言い方では部下のモチベーションを下げるだけです。
この場合、「前にも伝えたかもしれないんだけど、もう一度いいかな」というような言い方がいいでしょう。

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吉田幸弘

リフレッシュコミュニケーションズ代表。上司向けコーチ・コミュニケーションデザイナー、人材育成コンサルタント。 1970年東京都生まれ。大学を卒業後、大手旅行代理店を経て学校法人、外資系専門商社、広告代理店の3社にて管理職を経験。外資系専門商社在籍時に「怒ってばかりの不器用なコミュニケーション」で、2度の降格人事を経験。その後、コミュニケーションを学び、劇的に営業成績を改善し、再びマネージャーに。再昇格後は「部下を認めて自発的に動かすマネジメント」により、離職率を10分の1とし、売上げも前年比20%増を続け、3年連続MVPに選ばれる。その後、コーチングなども学び、社外でもトレーナーとして活動する。クライアントの数が増えてきたため、2011年1月に独立。現在、経営者・中間管理職向けに、コーチングの手法を駆使し、人材育成、チームビルディング、売上げ改善法についてコンサルティング活動を行なっている。 「自分が変われば、どんな相手も変わる」がモットー。


部下を伸ばすも、つぶすも言葉しだい

ちょっとした言い方、言い回しによって、部下はやる気を出し自発的に動くようになることもあれば、逆にクサらせてしまうこともあります。相槌の打ち方・聞き方・褒め方・頼み方・励まし方・伝え方・叱り方――シーン別にどんな言い回しをしたらいいか、また困った部下に対しての効果的なひと言を、事例を交えて解説します。うまい「言い回し」ができるようになれば、コミュニケーションも円滑になり、部下のやる気も上がります。

「部下を伸ばすも、つぶすも言葉しだい」

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