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部下を伸ばすも、つぶすも言葉しだい
【第4回】 2013年10月15日
著者・コラム紹介バックナンバー
吉田幸弘

「手を焼く部下」だって、言葉しだいで戦力になる!

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第4回のテーマは、部下を立ち直らせる励まし方、部下にやる気と気づきを与える伝え方です。ミスをして落ち込んでいる部下、成績が悪い部下、反発してくる年上の部下、個人ばかりでチームを意識しない次期リーダー候補の部下など、「手を焼く部下」も言葉しだいで、自発的に動いてくれます。

ミスをした部下は1度しか叱らない

 ミスをした部下に対して、叱責を続けるのはよくありません。部下は疲弊し、やる気をなくしてしまいます。場合によってはメンタルヘルスの問題を引き起こし、そのあげくに退職してしまうことになりかねません。
 行動改善を促すために一度叱ったら、その後は次の3点を意識して、落ち込みから解放してあげるように試みましょう。

1. 上司みずから過去の失敗談を話す
 そもそも、失敗をしたことがないような完璧な上司の言うことより、自分の過去の失敗を開示してくれた上司の話のほうが部下の心に響きます。

2. 未来志向で話す
 過去は変えられません。ミスをしたこと自体、もうどうにもなりません。過去を持ち出して否定しても何の解決策にもなりませんが、未来は変えられます。
「つらいかもしれないけど、これを乗り越えれば、これまで以上に自信が持てるよ」というように、未来へ向けて話すべきです。

3. 気持ちをねぎらい改善策を一緒に考える
 そもそも大きなミスをした部下は反省しているので、それ以上叱る必要はありません。つらい気持ちに共感し、ねぎらうことが必要です。そのうえで改善策を一緒に考えていけばいいのです。
 なおその後、小さな改善や変化が見られたときは、意識的に褒めるようにしていきましょう。

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吉田幸弘

リフレッシュコミュニケーションズ代表。上司向けコーチ・コミュニケーションデザイナー、人材育成コンサルタント。 1970年東京都生まれ。大学を卒業後、大手旅行代理店を経て学校法人、外資系専門商社、広告代理店の3社にて管理職を経験。外資系専門商社在籍時に「怒ってばかりの不器用なコミュニケーション」で、2度の降格人事を経験。その後、コミュニケーションを学び、劇的に営業成績を改善し、再びマネージャーに。再昇格後は「部下を認めて自発的に動かすマネジメント」により、離職率を10分の1とし、売上げも前年比20%増を続け、3年連続MVPに選ばれる。その後、コーチングなども学び、社外でもトレーナーとして活動する。クライアントの数が増えてきたため、2011年1月に独立。現在、経営者・中間管理職向けに、コーチングの手法を駆使し、人材育成、チームビルディング、売上げ改善法についてコンサルティング活動を行なっている。 「自分が変われば、どんな相手も変わる」がモットー。


部下を伸ばすも、つぶすも言葉しだい

ちょっとした言い方、言い回しによって、部下はやる気を出し自発的に動くようになることもあれば、逆にクサらせてしまうこともあります。相槌の打ち方・聞き方・褒め方・頼み方・励まし方・伝え方・叱り方――シーン別にどんな言い回しをしたらいいか、また困った部下に対しての効果的なひと言を、事例を交えて解説します。うまい「言い回し」ができるようになれば、コミュニケーションも円滑になり、部下のやる気も上がります。

「部下を伸ばすも、つぶすも言葉しだい」

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