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エコカー大戦争!

ゴーン日産が先行?知られざる
中国“電気自動車革命”の鳴動と内幕

桃田健史 [ジャーナリスト]
【第11回】 2009年10月5日
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 2009年9月25日。「中華人民共和国成立六十周年」の祝賀ムードでいっぱいの北京・天安門広場。10月1日の国慶節(中華人民共和国の建国記念日)を前に北京の街は、昨年のオリンピック以来の大きな盛り上りを見せていた。

北京最大の繁華街で買い物スポットでもある王府井(ワンフーチン)の中心部は平日でも歩行者天国。マシンガンを持つSWAP(特殊工作部隊)の脇には、ゴルフカートに似た警察の電動車。

 天安門をくぐり、古宮の東華門から四列シートのゴルフカートのような電気自動車に乗り、市街地へと出た。片側二車線道路には、ヒュンダイ・エラントラとフォルクスワーゲン・旧型ジェッタのタクシーが多数走っている。その数は北京市内だけで約4万台もある。中国BYDがコンセプトモデルとして発表している電気自動車「e6」はミニバン形状をしており、タクシーへの需要を見込んでいる。

北京市内では、自転車よりも、電動バイクのほうをよく見かけるようになった。

 車道と歩道の間には、二輪専用レーンが設けられている。そこには、自転車よりも電動バイクの姿が目に付く。2008年に中国全土で販売された電動バイクの数は、2000万台を超えた。中規模のデパートで展示販売していた電動バイクは1500元~2500元(1元=13円換算で、1万9500円~3万2500円)が主体だ。店内の壁には「電池以・旧換新・12V・12Ah・98元(約1300円)」と、鉛蓄電池の交換に関する張り紙がある。

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桃田健史 [ジャーナリスト]

日米を拠点に世界各国で自動車産業の動向を取材するジャーナリスト。インディ500、NASCARなど米国レースにレーサーとしても参戦。自動車雑誌に多数の連載を持つほか、「Automotive Technology」誌(日経BP社)でBRICs取材、日本テレビでレース中継番組の解説などを務める。1962年生まれ。著書「エコカー世界大戦争の勝者は誰だ?」好評発売中


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