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イマドキ職場のギャップ解消法 高城幸司

「派閥はウザい」社員が激増中!
それでも存在する派閥との上手な付き合い方

高城幸司 [株式会社セレブレイン 代表取締役社長]
【第8回】 2009年11月16日
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 「君が出世したいなら、○○部長の派閥に入れ」

 あなたはそんな勧誘を受けた経験はありますか?それとも「そんなの昔の話だろ」と思っていらっしゃるでしょうか。

 『派閥』とは、職場で力のあるリーダーを中心に自主的に形成されてた集団です。決して、会社が組織したわけではありません。にも関わらず、派閥は会社の人事や出世競争に大きく影響してきました。ですから、以前であれば、キャリア志向のある社員は“嫌でも”派閥に属したものです。

 つまり、ビジネスパーソンにとって派閥との関わりは、ある意味【避けられない宿命】のようなものでした。

 ところが、最近では「派閥は面倒」「うざい」と、派閥に背を向けたマイペースな中立派な社員も増えてきています。

 そこで、これまで主流だった派閥間の対立から、新たに“中立社員“と未だに派閥に属する“派閥社員”との対立が生まれ始めているようなのです。

 両者の間には、どのようなギャップが生じ、どんな問題が起きているのでしょうか。今回は、中立社員が増えてきた背景を説明しながら、「中立社員と派閥社員」のギャップ解消法を考えていきましょう。

なぜ派閥は生まれるのか

 どんな組織でも人数が増えれば、必ずと言っていいほど派閥が生まれます。

 その最たるものが、政界です。同じ政党内であっても、勢力争いが起こり、力のある政治家の下に一定人数が集まることで派閥が形成されます。

 民間企業も同様です。例えば、

■将来の役員候補である部長2人を担ぐ部下の派閥
■仕事の進め方の違いから出来た工場単位の派閥

など、会社経営に影響をきたす可能性のある集団として形成されています。そこまでの影響力はなくとも、社内で自主勉強会を主催する集団など、組織が10人以上になると不思議と派閥は生まれるものです。

 もちろん、派閥の中で仲良く勉強会をしたり、会食したり、と親睦を深めるだけなら何の問題もありません。ところが、派閥は常に対立にさらされています。なぜでしょうか――。それは、派閥に「権力闘争」がつきものだからです。

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高城幸司 [株式会社セレブレイン 代表取締役社長]

1964年生まれ。同志社大学卒業後、リクルート入社。リクルートで6年間連続トップセールスに輝き、「伝説のトップセールスマン」として社内外から注目される。そのセールス手法をまとめた『営業マンは心理学者』(PHP研究所)は、10万部を超えるベストセラーとなった。 その後、情報誌『アントレ』の立ち上げに関わり、事業部長、編集長、転職事業の事業部長などを歴任。2005年、リクルート退社。人事戦略コンサルティング会社「セレブレイン」を創業。企業の人事評価制度の構築・人材育成・人材紹介などの事業を展開している。そのなかで、数多くの会社の社内政治の動向や、そのなかで働く管理職の本音を取材してきた。 『上司につける薬』(講談社)、『新しい管理職のルール』(ダイヤモンド社)、『仕事の9割は世間話』(日経プレミアシリーズ)など著書多数。職場での“リアルな悩み”に答える、ダイヤモンド・オンラインの連載「イマドキ職場のギャップ解消法」は、常に高PVをはじき出している。
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