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エコカー大戦争!

話題の「自動運転」、ホンダに秘策あり!?
新型「NSX」・3モーター+V6ツインターボに搭載は?
超小型モビリティには本気で採用なるか

桃田健史 [ジャーナリスト]
【第167回】 2013年11月20日
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欧州シビック「タイプR」も試乗。最高出力280PSだが、アクセルレスポンが強烈! Photo by Kenji Momota

新型「NSX」はV6ツインターボの3モーター式
当初計画の横置き改め、縦置きのミッドシップに

 ホンダは2013年11月10日(日)、本田技術研究所・4輪R&Dセンター(栃木県芳賀郡)で毎年恒例の先進技術説明会「ホンダミーティング」を開催した。

 ハイブリッド車、プラグインハイブリッド車、EV、海外生産車、CFRP(炭素繊維強化プラスチック)採用の軽量実験車、超小型モビリティ、そして自動運転車など様々な車両をテストコース内で試乗することができた。

世界初公開された、次期「NSX」のパワートレインレイアウト。V6ツインターボは当初計画の横置きから縦置きに。フロントは電気モーターで駆動 Photo by Kenji Momota

 そのなかで目を引いた展示物があった。それは、2015年に北米オハイオ工場で生産され、日本を含む世界市場で販売される「アキュラNSX」(日本向けは、ホンダNSX)のパワートレイン構造の紹介だ。

 同車の動力機器の基本構造は、リアミッドシップに1モーターとデュアルクラッチ7速トランスミッションを装備したハイブリッドガソリンエンジン、また前輪それぞれを1モーター(インホイールモーターではない)で駆動する3モーター方式だ。これは、北米市場で発売が開始されている高級セダン「アキュラRLX スポーツハイブリッドSH-AWD」がFF(前輪駆動)ベースで採用しているユニットを、車体の前後で入れ替えるという発想だ。

 今回、同車及びリアの電動モーターのない通常モデルの「RLX」の2台を乗り比べ試乗した。通常のモデルでも「SH-AWD(スーパーハンドリング四輪操舵」機能があり、時速約100キロでの中速コーナー旋回、時速約60キロ程度での低速コーナー旋回で、車体リアが「スゥー」と追従する心地良い動きを見せた。

 対する3モーター式は、通常モデルより車両重量が約150kg増で、車体全体がズッシリとした印象。リアモーターの介入はけっして強烈でなく、「3モーター」の違和感もなく、オンザレール(ステアリング操作に対して軌道を安定して走行)なハンドリングだった。

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桃田健史 [ジャーナリスト]

日米を拠点に世界各国で自動車産業の動向を取材するジャーナリスト。インディ500、NASCARなど米国レースにレーサーとしても参戦。自動車雑誌に多数の連載を持つほか、「Automotive Technology」誌(日経BP社)でBRICs取材、日本テレビでレース中継番組の解説などを務める。1962年生まれ。著書「エコカー世界大戦争の勝者は誰だ?」好評発売中


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