ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
エコカー大戦争!

これが「グーグルカー」の本当の狙いか!?
続・このままでは日本が「自動運転」で勝てない理由

桃田健史 [ジャーナリスト]
【第172回】 2014年1月29日
著者・コラム紹介バックナンバー
1
nextpage

「グーグル+アウディ」の秘策!?

 「なるほど、あれはそういう意味だったのか!?」

 世界最大級の家電見本市「2014 International CES(以下、CES2014)」からシリコンバレーを経てデトロイトへと飛び、北米国際自動車ショーの場内で取材を進めていた時、パズルが解けたような気持ちになった。

 「あれ」とは、2014年1月6日午後8時半から、ラスベガスのコスモポリタンホテルで開催されたアウディ「CES2014・キーノートスピーチ」の冒頭で流れた映像だ。高級ハイヤーの自動運転をコメディタッチで描いた作品だった。

 そして、パズルのピースは次の5つだ。

①グーグルが主導する、アンドロイトを車載OSに推奨するコンソーシアム「OAA(オーブン・オートモーティブ・アライアンス)」が発足し、アウディも参加を表明。

②グーグルカーのルーフ部分でクルクルと回転する「ライダー」の製造元、米ベロダイン(Velodyne)社の事業の狙いは、一般新車向けのセンサーとしての販売。

③スタンフォード大学が、自動車関連開発のコンソーシアム「CARS (The Center for Automotive Research at Stanford)」で、フォルクスワーゲン・アウディとの自動運転実証試験に積極的。

グーグル本社の一角 Photo by Kenji Momota

④グーグルカーはもう、ネバダ州で走っていない。

⑤シリコンバレーでの噂。

 上記の①については、本連載第171回に詳しい。

 では、②~⑤について、個別にご紹介していこう。

1
nextpage
関連記事
スペシャル・インフォメーションPR
クチコミ・コメント

DOL PREMIUM

PR
【デジタル変革の現場】

企業のデジタル変革
最先端レポート

先進企業が取り組むデジタル・トランスフォーメーションと、それを支えるITとは。

経営戦略最新記事» トップページを見る

最新ビジネスニュース

Reuters

注目のトピックスPR


おすすめの本
おすすめの本
好評発売中!
「エコカー世界大戦争の勝者は誰だ?」

ハイブリッド車、電気自動車、燃料電池車の共存でビジネスモデルは混沌!トヨタ、ホンダ、日産、三菱など日本メーカーは世界で勝てるのか?年間飛行機移動時間が最も長い日本人自動車ジャーナリストが世界のエコカー事情を徹底取材。市場・インフラ、技術、政策、各社の戦略を詳細かつヴィヴィッドにレポート!

話題の記事

桃田健史 [ジャーナリスト]

日米を拠点に世界各国で自動車産業の動向を取材するジャーナリスト。インディ500、NASCARなど米国レースにレーサーとしても参戦。自動車雑誌に多数の連載を持つほか、「Automotive Technology」誌(日経BP社)でBRICs取材、日本テレビでレース中継番組の解説などを務める。1962年生まれ。著書「エコカー世界大戦争の勝者は誰だ?」好評発売中


エコカー大戦争!

「エコカー=日本の独壇場」と思っているとすれば、それは大間違いだ。電気自動車、ハイブリッド車を巡る市場争奪戦はこれからが本番。日本は序盤戦を制したに過ぎない。世界規模の取材でエコカー大戦争の行方を探る。

「エコカー大戦争!」

⇒バックナンバー一覧