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イマドキ職場のギャップ解消法 高城幸司

「君に任せる」と言ったのに過剰に口出し!?
部下がやる気を失う“矛盾型上司”の特徴

高城幸司 [株式会社セレブレイン 代表取締役社長]
【第108回】 2014年2月24日
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 部下を信頼して仕事を任せることは、上司の重要な役割の1つです。ですから、仕事をいかに巧みに部下に任せるかというノウハウを学ぶビジネス書が、これまでにたくさん出版されています。それだけ部下に仕事を任せることに関して悩み、勉強中の上司が世の中にはたくさんいるのでしょう。

 以前、この連載でムリヤリ仕事を押し付ける困った先輩について書かせていただいたことがありました(連載101回参照)。そこで今回は、そうした先輩社員とは対極な行動を取る、任せたはずの仕事に介入=口出しをしてくる困った上司とその部下の話をご紹介しながら、そんな上司の部下になってしまったらどうすべきか、対処法を考えて行きましょう。

「指示が細かくてイラっとする」
任せてくれない上司に苛立つ部下

 「本当に……イライラする感情を抑えるのに毎日苦労しています」

 こう嘆くのは某ホテルの法人営業部門に異動したばかりのEさん(32歳)。どうやら、新しい職場の上司のマネジメントに対して、ストレスを感じているようです。溜まりに溜まったストレスをどこで発散すればいいのかわからず、結局、帰宅途中で1杯飲みに行く機会が増えてしまい、自分の小遣い不足に頭を痛める日々が続いている様子。新しい職場ゆえ、「聞いてくださいよ」と愚痴を言える同僚がいないのも、Eさんの辛さを増幅させているのかもしれません。

 そんなEさん、法人営業部門へ異動する前は、現場(ホテル)のフロントで長い間仕事をしてきました。その当時の仕事について質問すると、

 「上司が仕事を任せてくれたので、やりがいを感じていました」

 と熱く語ってくれました。ホテルのフロントは、宿泊予約やレセプションと呼ばれるお客様への接遇に加えて、各種インフォメーションやキャッシャーなどマルチ(複数)な役割を担う仕事。さらにお客様は日本全国だけでなく世界中からやってきますから、様々な要望が飛び出します。ときには十分なサービスが提供できなくて、お叱りを受けたこともあったそうです。ただ、

 「上司のサポートで救われたことが何回もありました」

 というように、フロント時代の上司は仕事を任せてくれる一方で、困ったときには頼りになる存在だったために、ノビノビと頑張ることができました。

 ところが、現在の仕事(法人営業)について尋ねると、表情が一変。

 「(今の)上司は事細かなことまで指導してくるので、正直滅入っています」

 伏し目がちにこう話してくれました。

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高城幸司 [株式会社セレブレイン 代表取締役社長]

1964年生まれ。同志社大学卒業後、リクルート入社。リクルートで6年間連続トップセールスに輝き、「伝説のトップセールスマン」として社内外から注目される。そのセールス手法をまとめた『営業マンは心理学者』(PHP研究所)は、10万部を超えるベストセラーとなった。 その後、情報誌『アントレ』の立ち上げに関わり、事業部長、編集長、転職事業の事業部長などを歴任。2005年、リクルート退社。人事戦略コンサルティング会社「セレブレイン」を創業。企業の人事評価制度の構築・人材育成・人材紹介などの事業を展開している。そのなかで、数多くの会社の社内政治の動向や、そのなかで働く管理職の本音を取材してきた。 『上司につける薬』(講談社)、『新しい管理職のルール』(ダイヤモンド社)、『仕事の9割は世間話』(日経プレミアシリーズ)など著書多数。職場での“リアルな悩み”に答える、ダイヤモンド・オンラインの連載「イマドキ職場のギャップ解消法」は、常に高PVをはじき出している。
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イマドキ職場のギャップ解消法 高城幸司

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