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領域を超える経営学
【第6回】 2014年3月10日
著者・コラム紹介バックナンバー
琴坂将広 [立命館大学経営学部国際経営学科准教授]

第6回
起業を考えたら自分に問いかけたい3つのこと
元ベンチャー経営者が語る将来のリーダーへの想い

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ベンチャー企業の経営者として実務に携わり、マッキンゼー&カンパニーのコンサルタントとして経営を俯瞰し、オックスフォード大学で学問を修めた琴坂将広氏。『領域を超える経営学』(ダイヤモンド社)の出版を記念して、新進気鋭の経営学者が、身近な事例を交えながら、経営学のおもしろさと奥深さを伝える。連載は全15回を予定。

学生時代に3つの会社を起業した経験

 私は現在、立命館大学の経営学部国際経営学科で准教授をしています。経営学部だけあり、多くの学生がいつかは起業したいと考えているようで、ときおり私も相談に乗っています。

 実は私も、学生時代に小さな会社を3つ経営するという経験をしました。

 それは世の中の標準からすれば、起業したなどと仰々しいことは言えない規模の会社なのかもしれません。しかし、責任ある仕事に全体を見通せる形で関わり、成果につなげたことは、自分の大きな成長につながりました。

 もちろん、学生時代に起業することは、ある特定の、非常に特殊な状況下においてしか、有意義な結果にはつながらないでしょう。そのため、誰にでもおすすめすることではありません。

 一方で、ともに苦闘した友人たちとは、今でも当時のことを懐かしく語り合う関係です。当時経験したことは、その後にコンサルタントとして働くときも、そして研究者となった現在の自分にも大きく活かされていることは間違いありません。

 そこで、もうかなり昔の話となりますが、今回は当時のことを少しだけ振り返ってみたいと思います。

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琴坂将広(ことさか・まさひろ) [立命館大学経営学部国際経営学科准教授]

慶應義塾大学環境情報学部卒業。在学時には、小売・ITの領域において3社を起業、4年間にわたり経営に携わる。 大学卒業後、2004年から、マッキンゼー・アンド・カンパニーの東京およびフランクフルト支社に在籍。北欧、西欧、中東、アジアの9ヵ国において新規事業、経営戦略策定のプロジェクトに関わる。ハイテク、消費財、食品、エネルギー、物流、官公庁など多様な事業領域における国際経営の知見を広め、世界60ヵ国・200都市以上を訪れた。
2008年に同社退職後、オックスフォード大学大学院経営学研究科に進学し、2009年に優等修士号(経営研究)を取得。大学の助手を務めると同時に、国際経営論の研究を進める。在籍中は、非常勤のコンサルティングに関わりながら、ヨットセーリングの大学代表選手に選出されるなど、研究・教育以外にも精力的に活動した。2013年に博士号(経営学)を取得し、同年に現職。専門は国際化戦略。
著書に『領域を超える経営学』、共編著に『マッキンゼー ITの本質』(以上、ダイヤモンド社)、分担著に『East Asian Capitalism』(オックスフォード大学出版局)などがある。
Twitter:@kotosaka


領域を超える経営学

ベンチャー企業の経営者として実務に携わり、マッキンゼー&カンパニーのコンサルタントとして経営を俯瞰し、オックスフォード大学で学問を修めた琴坂将広氏が、3つの異なる視点でグローバル経営の過去、現在、そして未来を語る。『領域を超える経営学』(ダイヤモンド社)の出版を記念して、新進気鋭の経営学者が、身近な事例を交えながら、経営学のおもしろさと奥深さを伝える。連載は全15回を予定。

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