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【ネスレ日本】
M&Aに頼らず貫く収益成長と利益率改善
強みへの集中戦略

週刊ダイヤモンド編集部
【第160回】 2014年4月4日
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売上高でも利益でも世界最大の食品メーカーで、なおかつ規模も収益性も成長を続けるネスレ。中でも“成熟市場で世界有数の高成長を続けている”として注目されているのがネスレ日本だ。

 2月13日、ネスレの本社があるスイス・ヴェヴェイで開催された2013年決算会見。先進国市場の低成長が10年来最悪とされた中で、たびたび話題に上ったのは日本。「成熟市場でキットカットのプレミアム化に成功し、大きく成長させた」とポール・ブルケー・ネスレCEOは絶賛した。

 世界最大の食品メーカー、ネスレ。売上高は9兆7625億円、営業利益は1兆4880億円(1スイスフラン=105.93円で換算)に達し、どちらも、キリンホールディングス(HD)、アサヒグループHD、サントリーHD3社の合計より、はるかに大きい(図(1))。事業内容やエリアも多岐にわたる“食品コングロマリット”だ(図(2))。

 これまでM&Aで大きくなってきたネスレが今、各国・各事業部門に課している難条件がある。それは、「オーガニックグロース(M&Aや、通貨レートの影響によらない売り上げ増)」と「営業利益“率”の毎年の成長」。これを、成熟が著しい日本市場で達成しているのが、ネスレ日本だ。

 ネスレ日本の13年のオーガニックグロースは4.1%。アフリカや東南アジアなどの新興成長市場を含む世界平均は4.6%だが、先進国の平均は1%で、日本はこれを大きく上回る。

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