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「引きこもり」するオトナたち

神戸の「ひきこもり大学」経済学部は“満員盛況”
行政支援のあり方も生活保護対応など福祉と連携へ

池上正樹 [ジャーナリスト]
【第191回】

 3月21日に開催された『ひきこもり大学 in 神戸「ひきこもり経済学」』には、満員の約120人の参加者が詰めかけた。

 しかも、そのうち「(申告があっただけでも)半数以上が当事者」(主催者側)だったというほど、筆者が知る限りでも前例のないくらい数多くの当事者が参加する会となった。そこで、来られなかった人たちのために、当日の熱気ぶりを少しだけ紹介しようと思う。

「ひきこもり大学を関西でも」
当事者自身による“手作りの会”

 会を主催したのは、兵庫県の当事者で結成したNPO法人「グローバル・シップスこうべ」。スタッフとして協力したのも、ほとんどのメンバーが引きこもり経験者や当事者という、関西で活動する自助グループを中心にした人たちだ。

 「引きこもりの当事者ができることを、自分たちでやってみよう。声を出していこう。自分たちの仲間づくりをやっていこう、という中で、ひきこもり大学を関西でもやってみようということになりました。みんなで作り上げていく会だと思っています」

 そう呼びかけるのは、やはり引きこもり経験者であり、会をお手伝いしている大阪市のNPO法人「わかもの国際支援協会」の横山泰三さん。こうした当事者のスタッフたちは、ネット上のソーシャルネットワーキングサービスであるフェイスブックなどを通じて意見を出し合い、手作りで会をデザインしていった。

 司会進行役の「ひきこもりーノ」(大阪府堺市)の坂本久実子さんが、某有名人の物真似で登場して場を和ませた後、引きこもり当事者のネットバンドによるオープニング演奏が行われ、重たい空気に包まれる会場を驚かせた。

学歴、職歴不問!自宅で稼ぐための
「ひきこもり経済学」とは

 そして、この日のテーマは「ひきこもり経済学」ということで、やはり高校を中退し、引きこもり経験があるというアフィリエイト協議会幹部の近藤愛さん(株式会社だいすきラボ代表)による「職歴、学歴も関係なく、自宅にいながらできるアフィリエイトという働き方」をみんなで勉強した。

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池上正樹 [ジャーナリスト]

通信社などの勤務を経て、フリーのジャーナリストに。主に「心」や「街」を追いかける。1997年から日本の「ひきこもり」界隈を取材。東日本大震災直後、被災地に入り、ひきこもる人たちがどう行動したのかを調査。著書は『ひきこもる女性たち』(ベスト新書)、『大人のひきこもり』(講談社現代新書)、『下流中年』(SB新書/共著)、『ダメダメな人生を変えたいM君と生活保護』(ポプラ新書)、『あのとき、大川小学校で何が起きたのか』(青志社)など多数。TVやラジオにも多数出演。厚労省の全国KHJ家族会事業委員、東京都町田市「ひきこもり」ネットワーク専門部会委員なども務める。YAHOO!ニュース個人オーサー『僕の細道』

 


「引きこもり」するオトナたち

「会社に行けない」「働けない」――家に引きこもる大人たちが増加し続けている。彼らはなぜ「引きこもり」するようになってしまったのか。理由とそうさせた社会的背景、そして苦悩を追う。

「「引きこもり」するオトナたち」

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