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3分間ドラッカー 「経営学の巨人」の名言・至言

組織の機能は起業家的たるべきものである

上田惇生
【第134回】 2009年4月21日
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ドラッカー 365の金言
ダイヤモンド社刊
2940円(税込)

 「あらゆる組織が変化のために組織されなければならない。もはや、起業家的なイノベーションをマネジメントの枠外、ないし辺境に位置づけることは許されない」(『ドラッカー 365の金言』)

 イノベーションこそマネジメントの中核に位置づけなければならないとドラッカーは言う。なぜならば、組織の機能とはもともとが起業家的なものだからである。それは、組織の外の世界に変化をもたらすべく、知識を仕事、道具、製品、プロセスに適用することである。

 そこでイノベーションが大事なのはむしろ技術変化が劇的でなく、人目を引かない組織においてだとドラッカーは言う。

 電子機器や医薬品のメーカーでは、誰もがイノベーションの大切さを知っている。イノベーションなしではつぶれることを覚悟している。

 ところが、保険会社ではイノベーションなしでは生き残れないとまでは思っていない。だから、イノベーションが行なわれない。それだけでなく、自分自身が硬直化してしまう。

 ピーター・F・ドラッカー、1909年11月19日生まれ。2005年11月11日、96歳の誕生日を目前にして永眠。そのドラッカーが、日めくりカレンダー風の近著『ドラッカー 365の金言』で、こう問いかけ、呼びかけている。

 「あなたやあなたの組織に硬直化の危険はありませんか。体系的にイノベーションを行っていくための方策を考えてください」(『ドラッカー 365の金言』)

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上田惇生(うえだ・あつお) 

 

ものつくり大学名誉教授、立命館大学客員教授。1938年生まれ。61年サウスジョージア大学経営学科留学、64年慶應義塾大学経済学部卒。経団連、経済広報センター、ものつくり大学を経て、現職。 ドラッカー教授の主要作品のすべてを翻訳、著書に『ドラッカー入門』『ドラッカー 時代を超える言葉』がある。ドラッカー自身からもっとも親しい友人、日本での分身とされてきた。ドラッカー学会(http://drucker-ws.org)初代代表(2005-2011)、現在学術顧問(2012-)。

 


3分間ドラッカー 「経営学の巨人」の名言・至言

マネジメントの父と称されたドラッカーの残した膨大な著作。世界最高の経営学者であったドラッカーの著作群の中から、そのエッセンスを紹介する。

「3分間ドラッカー 「経営学の巨人」の名言・至言」

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