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ミドルマネジャーのための「不機嫌な職場」改革講座

疲弊し、自信を失い、閉じこもる――。
不機嫌な職場に溢れるミドルの悲鳴

高橋克徳 [(株)ジェイフィール代表],重光直之 [(株)ジェイフィール取締役]
【第1回】 2009年7月22日
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 コミュニケーションが断絶され、社員がお互いに関わり合ったり協力し合うことができない「不機嫌な職場」が増えている今、そんな職場で“ミドルマネジャー”(中間管理職)という立場にある人たちも、厳しい立場に置かれています。
 
 「最近のミドルはだらしない。彼らがしっかりしていないから職場もおかしくなるんだ」

 「何故、ミドルが若手にもっと踏み込んで指導しないのか。腰が引けている」

 「ミドル自身に元気がない。彼らがイキイキしていないから、誰もミドルになりたがらないんだ」

 職場の活力が低下し、成果が上がらない状況を、まるで「マネジャー1人の責任」と言わんばかりに問い詰められる。さらに人材育成力が低下している責任も押し付けられ、挙句の果てに、「やる気や元気がない」とまで言われる――。

 「何かおかしい」と思いませんか? 実際にこうしたマネジャーが増えているにしても、それはマネジャー1人だけの問題なのでしょうか。そこに組織全体の問題はないのでしょうか。そして、マネジャーを「だらしないじゃないか」と問い詰めたところで、果たして状況はよくなるのでしょうか。

 私は、1990年前後の大量採用世代、いわゆる“バブル入社組”です。今、このバブル入社組の多くが、ミドルマネジャーの立場で仕事をしています。しかし、同年代の仲間を見ていると、本当に疲弊し、自信をなくし、追い込まれている人が数多くいるのが現状です。

 私は、そんな同世代の仲間に「ミドルマネジャーの仕事は大変だし、つらいけど、悪くない。結構楽しめる仕事だよ」と言いたいし、そう思える仲間を増やして行きたいと思っています。

 前回の連載「不機嫌な職場の治療法」に引き続き、この連載では、厳しい状況に置かれているミドルマネジャー世代に焦点を当て、彼らが「不機嫌な職場」に打ち勝ち、それを改革して行くための具体的な対策を、詳しくお伝えしようと思います。

 中間管理職の読者の皆さんに、職場を変え、自分を変えることの重要性を再認識していただき、「管理職はつらいけど悪くない。意外と楽しいんだ」と思っていただければ、幸いです。

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高橋克徳 [(株)ジェイフィール代表]

野村総合研究所、ワトソンワイアットを経て、ジェイフィールの設立に参加。組織における感情問題の解決や組織活力向上のコンサルティングに全力を注ぐ。多摩大学講師など、多方面で活躍。共著の『不機嫌な職場』(講談社)はベストセラーとなる。
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重光直之 [(株)ジェイフィール取締役]

株式会社ニイタカ、社団法人日本能率協会を経て現在に至る。ヘンリー・ミンツバーグ教授との出会いを機に、ミドルマネジャーを元気にする「リフレクション・ラウンドテーブル」を日本に導入し、プログラム開発とファシリテーターを担当。「感じる研修エンジニアリング」の普及にも力を入れ、スキット研修、演出家を招いての役作り研修など、多彩に展開中。

ホームページ:http://www.j-feel.jp(日本語)

 


ミドルマネジャーのための「不機嫌な職場」改革講座

職場のコミュニケーションが崩壊し、社員の対立や生産性の低下に悩むミドルマネジャーが急増しています。ベストセラー『不機嫌な職場』の著者と「ミドル再生」を専門とする同僚が、管理職が不機嫌な職場を改革するための知恵を徹底指南します。

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