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ミドルマネジャーのための「不機嫌な職場」改革講座

“一体感”がない職場は成果を出せない?
部下との距離を縮める「引き出し」を増やす

高橋克徳 [(株)ジェイフィール代表],重光直之 [(株)ジェイフィール取締役]
【最終回】 2010年3月31日
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 いよいよ今週から新しい年度がスタートします。すでに年度計画の構想も固まりつつあり、「こういう成果を出したい」という思いも高まっていることと思います。

 そこで最終回は、不機嫌な職場に陥らないために最も重要なポイントとなる「成果を上げるためにどうやって組織の一体感を作るか」について、考えてみたいと思います。

 言うまでもなく、人は感情の動物です。良し悪しは別にして、マインドに配慮することが成果につながる大きな要素です。

報告会で「部長頑張れ!」の声
部下に応援される上司の人徳とは?

 先日、ある会社で10年後の経営者を育成するための半年間の「経営塾」を開催しましたが、その最終報告会での出来事です。

 ある部長の発表の番が来ると、後方に陣取っていた彼の部下たちが立ち上がって、「部長がんばれ」と大書したボードを掲げて応援を始めました。「のど自慢大会」などでよく見られる、微笑ましい光景です。

 私も長年色々な研修を行なってきましたが、あんなにかわいくて心のこもった応援は、見たことがありません。日頃、部下たちから慕われて、「この部長のためなら・・・」と思われていることがよくわかります。

 こんな部下に恵まれるマネジャーって、うらやましいですね。どうしたらこんな部下たちに恵まれるのでしょうか。やはり最初から、こんな部下ではなかったと思います。上司の日々の行動が、こういう関係を築いていったのでしょう。

 実際に彼から聞いた話を交えて、今回は組織の一体感を作るための具体的なノウハウについてお話ししましょう。大別すると、ポイントは3つです。

 まず、「メンバーに関心を持つ」ことです。それも「全体に対して」注意を向けることです。

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高橋克徳 [(株)ジェイフィール代表]

野村総合研究所、ワトソンワイアットを経て、ジェイフィールの設立に参加。組織における感情問題の解決や組織活力向上のコンサルティングに全力を注ぐ。多摩大学講師など、多方面で活躍。共著の『不機嫌な職場』(講談社)はベストセラーとなる。
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重光直之 [(株)ジェイフィール取締役]

株式会社ニイタカ、社団法人日本能率協会を経て現在に至る。ヘンリー・ミンツバーグ教授との出会いを機に、ミドルマネジャーを元気にする「リフレクション・ラウンドテーブル」を日本に導入し、プログラム開発とファシリテーターを担当。「感じる研修エンジニアリング」の普及にも力を入れ、スキット研修、演出家を招いての役作り研修など、多彩に展開中。

ホームページ:http://www.j-feel.jp(日本語)

 


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職場のコミュニケーションが崩壊し、社員の対立や生産性の低下に悩むミドルマネジャーが急増しています。ベストセラー『不機嫌な職場』の著者と「ミドル再生」を専門とする同僚が、管理職が不機嫌な職場を改革するための知恵を徹底指南します。

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