日本は4月を迎え、新生活、新学期のシーズンとなった。備えはだいたい新生活の前にしておくべきだが、なかなかそうも行かない。期末は忙しかったりもするし、3月いっぱいは新生活以前の日常があるわけで、なかなかきれいに区切りを付けることができず、4月に突入する方も少なくないのではないだろうか。
紙の手帳をやめた
筆者は、およそ5年前の4月に、紙の手帳をやめた。それまでは、1日に見開きで2ページ使う手帳にスケジュール、タスク、メモを記録してきたが、2008年に日本でもiPhoneが発売され、それが定着してくると、スケジュールをiPhoneとMacで管理するようになった。パソコンとスマートフォンを使って、クラウドを介してスケジュール管理することで、個人であっても、デジタルでのスケジュール管理はとても便利になった。
パソコンでのスケジュール管理は、広い画面で週、月の表示が可能で、予定や忙しさを一覧することができる点が良い。また、すでに決まっている予定や繰り返しの予定、時間割などをまとめて入力する際も、キーボードとマウスを使って素早く入力したり、コピー&ペーストで予定を貼り付けるなどが可能になる。
そのため、パソコンでのスケジュールの管理は、より長期の視点で、自分がどんな行動をするのか、という計画を立てやすくなった。例えば週の初めに1週間分、月の初めに1ヵ月分、四半期のはじめに3ヵ月分という形でスケジュールを立てることができる。
もちろん、あらかじめ決まっている予定だけでなく、この期間に旅行に行きたい、このあたりでまとめて資格の勉強をしたい、といった自分がやりたい予定を、期間で設定しておいても良い。こうしたスケジュールの使い方で、紙にできないことは、予定をずらしたり、期間を伸縮させることが簡単にできる点だ。
予定を予定通りにこなすことができるのも素晴らしいが、臨機応変に対応する場面にもスマートに対応できる点がデジタルの良いところだ。