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これで絶対後悔しない!35歳からの転職力養成講座

転職したら入社前に聞いた話と違った!
訴えるべきケースと仕方ないケースの見極め方

丸山貴宏 [株式会社クライス・アンド・カンパニー代表取締役]
【第21回】 2014年5月19日
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事前の話との食い違い、
悪質なケースと仕方がないケース

 当社と他の人材エージェントを併用して転職活動を行い、他のエージェントからの紹介で転職された方から入社早々にご相談を受けることがあります。

 「入社前に聞いていた話と違うんです……」

 実際に紹介を受けたエージェントには相談しにくいので、勢い当社に来られるわけです。具体的にお話を聞いてみると「労働基準監督署に相談したほうがよいかもしれませんね」とお答えする場合と、「それは仕方ないですね。そのまま頑張ったほうがよいと思います」という場合があります。

 前者の場合とは、たとえば約束した給与や賞与が支払われない、あるいは経営企画室勤務で入社したはずなのに実際の配属は配送センターといった、明らかな約束違反があったり極端に仕事の内容が異なったりするケースです。しかしこうした悪質なケースはほとんどなく、後者の「仕方がない」ケースが大半です。

 「仕方がないケース」とは、入社1ヵ月で降格ではない人事異動になったり、3ヵ月で業務の範囲が変わったりといったことです。そもそも年収800万円くらいの転職であれば、入社前と入社後で何か変わっているのが当たり前と思っておくべきです。

 なぜなら、面接を受けているときから実際に出社するまでには、3ヵ月半から5ヵ月くらいの時間がかかるからです。この変化の速い時代では、それだけの期間があけば会社の置かれた状況は絶対に変わっています。とくに転職先が中小企業であれば、社長の気が変わっている可能性も大です。

 つまり、面接や内定のときと聞いていた話と異なる部分が出てくるのは、企業が変化する経営環境に対応した結果なのです。明らかに悪質なケースでなければ、基本的には腹をくくるべきだと思います。

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丸山貴宏 [株式会社クライス・アンド・カンパニー代表取締役]

1986年滋賀大学経済学部卒業後、リクルート入社。7年間人事担当採用責任者として新卒、中途、留学生、外国人など多岐にわたる採用を担当し同社の急成長を人材採用の側面から支える。退職後現社を設立。リクルートで実践した「企業力を超える採用」の実現のため1000社を超える顧客にそのノウハウを提供、さまざまな分野の支援を実現。また個人へのキャリアコンサルティングは1万名を超え、「個人の本気に火をつける」面談には定評がある。49歳。1963年生まれ、いて座。

 


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かつては「35歳が限界」と言われた転職。しかし今では35歳以上のビジネスパーソンも転職ができる時代に変わりつつある。そんな35歳以上の大人が転職する際、人生の重要な決断を失敗しないためには、どのように行動すればよいのだろうか。これまで数多くの人の転職を成功に導いてきたキャリアコンサルタントの丸山貴宏氏が、実践に役立つ35歳以上の転職ノウハウを教える。

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