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世界中で日本人同士がつながり助け合える
「Abroading」の持つ可能性

待兼 音二郎
2014年6月27日
著者・コラム紹介バックナンバー
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 イギリスから生地を仕入れてベトナムで縫製し、オーダースーツをオンライン販売している日本人男性が、革製品にも手を広げるため、本場イタリアの工房を見て回りたいと考えた――。

 個人経営の店舗や工房が、海外と直接取り引きをすることも珍しくはなくなってきた現代。だが、そこに立ちはだかるのが言葉の壁だ。土産物を買うくらいならまだしも、ビジネスの突っ込んだ話を片言の英語同士でのやり取りするのは、いかにも危うい。さらに、文化のギャップも妨げになる。

 しかし目を転じれば、海外には118万人もの日本人が暮らしている(外務省統計)。現地の事情に詳しく、会話も堪能な日本人が手伝いをしてくれるなら、そうした交渉もぐっとスムーズになるはずだ。

海外在住の日本人の助けを借りれば、個人経営者も言葉や文化の壁を乗り越えられる

 「世界中で助けてくれる日本人がきっといる」。それを合い言葉に、海外で暮らす日本人の力を日本人向けに役立てるマッチングサイトがこの4月にスタートした。コンテンツラボが提供する「Abroading(アブローディング)」だ。

 開始から2ヵ月ほどで会員登録者は22ヵ国、300人に及び、うち200人ほどがアクティブにリクエストやサポートを行っているという。海外で日本人同士がつながるというこのサービスは、どんな事情から生まれたのか。

ビジネスから観光まで幅広いニーズに対応
現地で暮らしている日本人に手伝ってもらおう

 Abroadingは無料会員制サービスだ。会員登録をすることで、「○○をしてほしい」というリクエストや、「△△しますよ」というサポート提案をサイト上に公開できる。それに会員から声がかかり、お互いが条件をつめて報酬額を取り決める。その金額を依頼者がAbroadingに入金すると案件スタートとなり、サポート役は現地で手助けを実行する。そして報酬は、サポートの完了を待ってから20%の手数料を引いた額が支払われる。会員同士で直接お金のやり取りをしないのでトラブルも未然に防げるし、20%の手数料以外に月額料金などは一切かからないので、広告媒体と考えてもリーズナブルだ。

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