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「理不尽な評価」に負けない方法
【第4回】 2014年7月10日
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藤本篤志

上司との関係を劇的に改善する!
えこひいきされるための3つの秘訣

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上司は部下が思っているよりも、真面目に公平な評価をしようと考えているもの。ただ、人である以上、”情”や”感覚”をどうしても押し殺すことができないので、結果として、かわいがっている部下に対する評価が甘くなったり、「えこひいき」と思われてしまうような”ええかげん”評価を引き起こしてしまっているのだ。
そうであるならば、良い評価を得るためには、”えこひいきされるために頑張る”ことが大切。今回は、上司にえこひいきされるための3つの秘訣と、社内の評判を高めるための5つの方法を紹介する。

えこひいきされるために”頑張る”ことが大切

 どんな上司であっても、部下が感じているほどにあからさまなえこひいきをすることは、まずありません。ほとんどの人は、公平で客観的な評価をしようと努力をしているはずです。

 ただ、人は「理」のみで人と関わることは難しく、「情」に大きく影響されます。上司であってもその「情」に影響されやすい裸の人間です。人としての”情”や”感覚”をどうしても押し殺すことができないので、結果として、かわいがっている部下に対する評価が甘くなってしまったり、「えこひいき」と思われてしまうような”ええかげん”評価をしてしまっているのです。

 したがって、良い評価を得るためには、単純な発想ですが、えこひいきされるために”頑張る”ことが大切です。私がこれまでのビジネス人生の経験から導き出した、えこひいきされるための主な秘訣は次の3つです。

(1)便利な存在になる
(2)役立つ存在になる
(3)和み(なごみ)の存在になる

 組織を束ねるようになるとわかることですが、組織をスムーズに動かすためには「便利な部下」「役立つ部下」「和みの部下」が重宝します。

 先ほども申し上げたように、人は「情」に大きく影響されます。ありがたい部下に対して、えこひいきしたくなっても不思議ではありません(もちろん露骨にえこひいきするかどうかは別問題です)。このありがたい存在、そのキーワードが、「便利」、「役立つ」、「和み」の3つなのです。

上司にとって「便利な存在」とは?

 えこひいきされるための3つの秘訣のうち、まずは、「便利な存在」から見ていきましょう。

 「便利な存在」とは、ズバリ言うと、上司にとって都合の良い部下ということです。しかも、”公私”ともに都合が良くないといけません。

 ワーク・ライフ・バランスという言葉が、「仕事と生活を上手に両立させていく」という本来の意味ではなく、「仕事とプライベートを切り分ける」という間違った意味で使われている、ということを私はかねがね懸念しているのですが、この間違ったワーク・ライフ・バランスを主張する部下は、残念ながら便利な存在にはなり得ません。

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藤本篤志(ふじもと・あつし) 

株式会社グランド・デザインズ代表取締役。1961年、大阪生まれ。大阪市立大学法学部卒。株式会社USEN取締役、株式会社スタッフサービス・ホールディングス取締役を歴任。2005年7月、(株)グランド・デザインズを設立し、代表取締役に就任、現在に至る。営業プレーヤー、営業マネージャーの両面で全社トップの成績を収め続けた経験を活かして、主に営業分野、マネジメント分野におけるコンサルティング活動、講演活動、研修活動などを展開する。また、ベストセラーとなった『御社の営業がダメな理由』(新潮新書)、『部下は取り替えても変わらない!』(すばる舎)をはじめ多数のビジネス書を執筆する。


「理不尽な評価」に負けない方法

昇進や降格、昇給やボーナスの査定まで、上司に生殺与奪権を握られているサラリーマンにとって評価は人生を左右しかねない大問題。しかし、人が人を評価する以上、公平で客観的な評価など存在しない。まして上司に見る目がなかったら……。そんな「理不尽な評価」とうまく付き合いながら、不条理なサラリーマン社会を生き抜くための処方箋。

「「理不尽な評価」に負けない方法」

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