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転職で幸せになる人、不幸になる人 丸山貴宏

「もっといい企業を紹介しろ」「案件情報だけくれ」
実は不幸な結果を招く転職希望者の要望

丸山貴宏 [株式会社クライス・アンド・カンパニー代表取締役]
【第5回】 2014年12月15日
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人材紹介会社に登録しても
紹介を受けられないケースがある

 転職希望者から人材紹介会社にはさまざまな期待が寄せられます。ただし、当たり前のことですが私たちはすべての希望をかなえられるわけではありません。ときにはすれ違いが起こることもあります。

 たとえば転職希望者から「この会社に応募したい」と希望があっても、人材紹介会社は必ず推薦できるわけではありません。率直に申し上げると、私たちが「企業側の希望とは合致しない」と判断すれば、推薦を依頼されてもお断りすることになります。

 これは、人材紹介会社は転職希望者に求人をご紹介すると同時に企業から候補者の一次スクリーニングを請け負っているという側面があることによります。

 ビジネスパーソンならこういう背景は細かく説明しなくても、すぐにご理解いただけると思います。ところが一定の割合で「なぜ紹介してくれないの?」「早く紹介しろ!」と迫ってくる人が現れます。なかには「紹介しないのは、キャリアコンサルタントの腕が悪いからだ」という方もいます。要は担当者を別の者に代えてほしいというわけですが、ご紹介できないのは担当者の問題ではありません。

「案件情報だけほしい人」ほど危険?
信頼できるコンサルタントに相談せよ

 こうした転職希望者の勘違いではないのですが、転職希望者が求めているものと人材紹介会社の方針のミスマッチによって、話がかみ合わなくなるケースもあります。

 たとえば、とにかく案件情報だけたくさん欲しいがキャリアコンサルティングは求めていない人が、一定以上の採用ポジションを企業からお預かりして、それにふさわしい候補者を厳選してご紹介するというタイプの人材紹介会社に来てしまった場合です。

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丸山貴宏 [株式会社クライス・アンド・カンパニー代表取締役]

1986年滋賀大学経済学部卒業後、リクルート入社。7年間人事担当採用責任者として新卒、中途、留学生、外国人など多岐にわたる採用を担当し同社の急成長を人材採用の側面から支える。退職後現社を設立。リクルートで実践した「企業力を超える採用」の実現のため1000社を超える顧客にそのノウハウを提供、さまざまな分野の支援を実現。また個人へのキャリアコンサルティングは1万名を超え、「個人の本気に火をつける」面談には定評がある。49歳。1963年生まれ、いて座。

 


転職で幸せになる人、不幸になる人 丸山貴宏

35歳以上の転職がもはや当たり前の時代になり、これからはより多くの人が転職を意識することになる。しかしそのときに「転職の作法」を全く知らないがために、失敗し続けてしまっては本末転倒だ。この連載では、失敗した人を具体的な事例として出しながら、何が悪かったのか2万人を見てきた転職コンサルタント丸山貴宏の視点で一刀両断。成功へと導く手助けをします。

「転職で幸せになる人、不幸になる人 丸山貴宏」

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