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ヘッドハンターとはどんな仕事か

「世界で最も影響力のあるヘッドハンター・トップ100人」のフクシマ氏に聞く――G&S Global Advisors Inc.代表取締役社長 橘・フクシマ・咲江氏【前編】

南 壮一郎 [株式会社ビズリーチ代表取締役]
【第24回・前編】 2015年2月6日
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世界最大手のエグゼクティブサーチ会社コーン・フェリー・インターナショナル社で20年、日本支社の社長、会長に加えて米国本社取締役も務めた橘・フクシマ・咲江氏。2008年1月発行のビジネスウィーク誌で「世界で最も影響力のあるヘッドハンター・トップ100人」に唯一の日本人として選ばれており、現在は三菱商事、味の素、J・フロントリテイリング、ブリヂストンなどで社外取締役を務める。そんなフクシマ氏に人材業界のあるべき姿、日本の雇用の未来やキャリアの築き方についてお話を伺った。

日本語教師からエグゼクティブサーチへ

たちばな・ふくしま・さきえ
G&S GlobaIAdvisorsInc.代表取締役。1949年、千葉県生まれ。清泉女子大学卒業、国際基督教大学大学院日本語教授法研究課程修了。ハーバード大学教育学修士、スタンフォード大学経営学修士。ハーバード大学日本語教師、ペイン・アンド・カンパニーを経て、1991年、日本コーン・フェリー・インターナショナルに入社。1995年から2007年まで同社米国本社取締役を兼務。日本支社長、同会長を歴任。2010年から現職。現在、ブリヂストン、J.フロントリティリング、味の素、三菱商事等の社外取締役。経済同友会副代表幹事。2008年に「ビジネスウィーク」誌の「世界で最も影響力のあるヘッドハンター・トップ100人」に唯一の日本人として選ばれる。

南 フクシマさんがエグゼクティブサーチ(人材紹介業)の世界に入ったきっかけを教えてください。

フクシマ 実は私、もともと日本語の教師を一生の仕事にしようと思っていました。ICUの大学院で小出先生という日本語教育の開拓者であり指導者である方に師事していたので、夫(元エアバス・ジャパン代表 グレン・S・フクシマ氏)がハーバードの大学院に行くことを決めたとき、ごあいさつに伺いました。すると「ハーバードで働く教え子から日本語の先生を紹介してほしいと言われているんだけど、あなた行かない?」と誘われて。二つ返事で行くことを決めました。ハーバードで日本語を教えていたころは、大変でしたが、「この仕事は天職だ」と思うほど教えることが好きでした。

南 運命ですね!

フクシマ その後、教え子から「知人が働いているコンサルティング会社で、日本語ができる人を探している」と声がかかり、そこで初めてビジネスの世界に飛び込みました。夫にも「やってみないと分からないし、きっと向いているよ」と言われて。実際、今までのアカデミックな世界とは違う面白さがありました。

南 その後、スタンフォードでMBAを取得されたのですか?

フクシマ そうです。父親も学者で、ビジネスに縁のない世界で育ったのですが、コンサルティングはアカデミックとビジネスの中間だということに気づいたのです。分析をして、提言をして、クライアントに説明をして。共通点が多くて面白いと思いました。ただ、私には経験がないので、どうしたら一番早くビジネスを体系的に勉強できるかを考えたとき、辿り着いた答えがMBAだったのです。

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南 壮一郎 [株式会社ビズリーチ代表取締役]

1999年、米・タフツ大学数量経済学部・国際関係学部の両学部を卒業後、モルガン・スタンレー証券に入社し、M&Aアドバイザリー業務に従事。その後、香港・PCCWグループの日本支社の立ち上げに参画。幼少期より興味があったスポーツビジネスに携わるべく、2004年、楽天イーグルスの創業メンバーとなる。チーム運営や各事業の立ち上げサポート後、GM補佐、ファン・エンターテイメント部長などを歴任し、初年度から黒字化成功に貢献。 2007年、株式会社ビズリーチを設立し、代表取締役に就任。日本初の個人課金型・転職サイト「ビズリーチ」を運営。2010年、プレミアム・アウトレットをイメージしたECサイト「LUXA(ルクサ)」を開始。2012年、ビズリーチのアジア版「RegionUP(リージョンアップ)」をオープン、2013年2月、IT・Webエンジニアのためのコラボレーションツール「codebreak;(コードブレイク)」をオープン。著書に『ともに戦える「仲間」のつくり方』『絶対ブレない「軸」のつくり方』(ともにダイヤモンド社)がある。

 


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「経営のプロ」として、社外から登用される社長や役員。彼らの経営哲学、プロフェッショナルなビジネスパーソンになるための秘訣、自身の市場価値を高めるキャリアの磨きかた、若きビジネスパーソンへのメッセージなどを語ってもらうインタビューシリーズです。聞き手は、平均年収1000万円以上レベルの人材と企業をマッチングする会員制転職サイト「ビズリーチ」代表の南壮一郎。

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