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ファミレス好調を支える
メニュー値上げの舞台裏

週刊ダイヤモンド編集部
2015年2月25日
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 ファミリーレストランが好調だ。すかいらーくは2014年度決算で当期利益が95億円と33%増。ロイヤルホールディングスは同12%増の19億円で、18年ぶりに3期連続の増収増益を果たした。

すかいらーく傘下のガストでは、鉄則を破って1000円を超えるメニューを投入したところ、「ステーキお好み和膳」(税込み1078円)などが好調だった

 背景にあるのは値上げだ。例えば、すかいらーく傘下で全国に1347店あるガストでは、「価格は1000円を超えないのが鉄則だった。過去に何度もトライしたが、いずれも失敗に終わったからだ」(谷真・すかいらーく社長)。

 それが昨年、1000円を超える季節限定メニューを投入したところ予想外の売り上げに。中でも、ステーキにサラダや総菜を組み合わせた「和膳」は大ヒットした。

 こうした状況を受けガストでは、1000円超のメニューを季節限定ではなく、定番メニューに変更。また、小皿メニューも増やし、さらなる客単価上昇を狙っている。

 消費増税や円安による食材費の高騰などで、値上げせざるを得ない状況に追い込まれたのも確かなこと。しかし、単純に値上げするのではなく、材料や調理法を見直すなど付加価値を付けながら実施したことが消費者に支持され、客単価も3.3%上昇したという。

 ロイヤルホールディングス傘下のロイヤルホストも傾向は同じ。高級食材を積極的に採用して価格を上げており、客側も「880円のドリアより1280円のシーフードドリアの方が売れる」(矢崎精二・ロイヤルホスト社長)というように、その姿勢を評価している。

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