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二十四節気に合わせ心と体を美しく整える
【第4回】 2015年3月11日
著者・コラム紹介バックナンバー
村上百代 [漢方薬・生薬認定薬剤師]

秋の養生法:便通をよくする発酵食品をしっかり摂る

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今回は、『二十四節気に合わせ心と体を美しく整える』の内容から秋の六節気の具体的な養生法を紹介します。秋は実りの時、果物がたわわに実り、今までの成熟が形になって現れます。方向は西、色は白、宝石がこの季節を象徴します。ねぎ、生姜、白い大根、レンコンや秋の銀杏、梨、柿などを食し、便通が整うよう発酵食品も摂りましょう。

立秋(りっしゅう)
新暦で8月7日~8月22日頃

 「立秋」には、太陽の黄経が135度となり、このころから本格的な酷暑の時期となります。8月15日は月遅れ盆、終戦記念日です。先祖の霊を送る灯火を川に流す灯籠流しには戦火に散った人々への祈りが込められています。

 立秋といっても、夏真っ盛り。気候帯の変化により、日本の夏は亜熱帯の様相になってきました。突如の局地的豪雨と毎夜続く熱帯夜。室内は冷房が強いので時に外出して、真からの冷えを取り除くとよいでしょう。外で夏らしく汗をかいてください。夏に代謝をよくしておかないと、咲き開かない花のように秋に実りがありません。

 夏は胃腸に関係が深く、食べ物には注意が必要です。さっぱりした麺類や、口当たりのよいジュースなどは糖分が高く、カロリーは取れるので満腹感はありますが、栄養バランスに欠けます。夏バテ予防に肉ばかり食べるのも大腸によくありません。野菜の繊維や味噌、醤油、ヨーグルトなどの発酵食品もしっかり食べて、便通に注意しましょう。

 桃は、心も体も元気になります。空咳や無痰を治し、虚弱体質を改善します。滋養強壮、消化を促し、潤すけれど、多汗も治します。高血圧にもよいと言われています。冷え症で潤いを出したい人には特におすすめです。

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村上百代 [漢方薬・生薬認定薬剤師]

1958年長野県松本生まれ。1981年、北里大学薬学部薬学科を卒業。製薬会社で薬の研究に携わるが新薬の限界を感じ2年後に退社。「女性と漢方・髪と肌の健康美容」をテーマにしている株式会社自然美に入社。以降東洋医学と漢方について探求を進め、テレビ・雑誌等メディアへの出演多数。現在は処方箋調剤薬局で和の養生法を指導したり、講習会を行っている。

著書に『年をとるほどに健康になる人、なれない人』(自由国民社)、共著に『髪と肌の健康美をつくる薬膳料理教室』(JDC)、『真の健康美容は食習慣から』(文芸社)などがある。


二十四節気に合わせ心と体を美しく整える

昨今、日本古来の生活様式が見直されつつあります。自然を感じ、自然を味わう、この昔ながらの知恵を学ぶことで、私たちは心豊かで、健康な人生を過ごせるのです。東洋医学では太陽や月の動き、季節に合わせて生活することを最高の健康法と考えます。本連載では各四季をさらに細かく六つに分けた二十四節気を用い、それぞれの時季に何を心がけ、体調管理をし、どんな食事を摂ればよいかを具体的に紹介していきます。

「二十四節気に合わせ心と体を美しく整える」

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