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二十四節気に合わせ心と体を美しく整える
【第5回】 2015年3月13日
著者・コラム紹介バックナンバー
村上百代 [漢方薬・生薬認定薬剤師]

冬の養生法:「黒い食べ物」を多めに食べる

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連載の最後は、『二十四節気に合わせ心と体を美しく整える』の内容から、冬の六節気の具体的な養生法を紹介します。冬は貯蔵の時。種になって次の生まれ変わりを待ちます。方向は北、色は黒、ミネラルを含んだ大海原の海がこの季節を象徴します。黒い食べ物の黒豆・黒きくらげ・黒ゴマなどや精力のつくすっぽん・うなぎなどを根菜と一緒に鍋として食すと効果的です。

立冬(りっとう)
新暦で11月7日~11月21日頃

 「立冬」から冬は始まります。とはいえ日本では実りの頃で、秋たけなわです。平地でも紅葉が始まり、好天に恵まれて、澄んだ青空に紅葉が映える頃です。

 冬は老化と関係した季節です。老化防止には、まずゆっくり休むことです。疲れをため込まないように昼寝もおすすめです。10分程度の昼寝でも午後の能率向上につながります。積極的に滋養強壮の食材を摂り、ゆっくり寝て体力を温存します。朝はゆっくり起きて、夜は早寝します。太陽の動きに合わせるのです。冬は早寝遅起きが重要なポイントです。

 この時期には「首」に注意が必要です。首回りは脳に繋がる流れ、手首・足首は、漢方でいう経絡の流れの中でも最も大切な十二正経の部位にあたります。全身をめぐる経脈(気血の流れ)すべてが通るので非常に重要なのです。この部分を温めることで流れがよくなります。

 ぶどうは、この時期の代表的な果物です。みずみずしく肌も潤いを保ちます。慢性胃炎や下痢、貧血、流産癖にとてもいいのです。安胎食材でもあるので、妊婦にはぶどうを勧めましょう。

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村上百代 [漢方薬・生薬認定薬剤師]

1958年長野県松本生まれ。1981年、北里大学薬学部薬学科を卒業。製薬会社で薬の研究に携わるが新薬の限界を感じ2年後に退社。「女性と漢方・髪と肌の健康美容」をテーマにしている株式会社自然美に入社。以降東洋医学と漢方について探求を進め、テレビ・雑誌等メディアへの出演多数。現在は処方箋調剤薬局で和の養生法を指導したり、講習会を行っている。

著書に『年をとるほどに健康になる人、なれない人』(自由国民社)、共著に『髪と肌の健康美をつくる薬膳料理教室』(JDC)、『真の健康美容は食習慣から』(文芸社)などがある。


二十四節気に合わせ心と体を美しく整える

昨今、日本古来の生活様式が見直されつつあります。自然を感じ、自然を味わう、この昔ながらの知恵を学ぶことで、私たちは心豊かで、健康な人生を過ごせるのです。東洋医学では太陽や月の動き、季節に合わせて生活することを最高の健康法と考えます。本連載では各四季をさらに細かく六つに分けた二十四節気を用い、それぞれの時季に何を心がけ、体調管理をし、どんな食事を摂ればよいかを具体的に紹介していきます。

「二十四節気に合わせ心と体を美しく整える」

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