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部下の能力を120%引き出す「質問」の技術
【第14回】 2008年5月7日
著者・コラム紹介バックナンバー
齋藤淳子 [(株)コーチ・エィ シニア・エグゼクティブコーチ]

「直感型思考」タイプの部下には、自分のやり方を押しつけないこと

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 前回、人は大きく4つの思考タイプに分かれており、それぞれのタイプに対応したコミュニケーションをしていくことの重要性をご説明しました。

 前回の“支配型思考”の「コントローラータイプ」に引き続き、今回は“直感型思考”の「プロモータータイプ」とのコミュニケーションの仕方について解説します。

「プロモータータイプ」
の特徴

 プロモータータイプは、楽しいことや活気のあることが好きで、自分のオリジナリティやアイデアを大切にします。直感的に動くことが多いので、細かいことはあまり気にとめない傾向があります。

 また、会話の場面展開が速いため、今何を話しているのか、今の話の主語は誰か、聞き手がついていけないことがあります。反面、長期的に物事をとらえたり、定期点検を行ったりすることが得意ではありません。

 また、プロモータータイプは感情表現が豊かで、話のなかに擬声語や擬態語を使った表現が頻繁に出てきます。

 「ざっと考えると」
「バーンといきましょう」
「ドカーンと一発」

などといった表現が多く見られるのが特徴です。前例を持ち出したり、既成概念に基づいた議論にはあまり興味を示しません。新しいものが好きですが、その反面、けっこう飽きっぽいところがあります。

(1)プロモータータイプの人に有効な質問の切り口

●相手が自由に話せるような質問をする

 「近頃あまり話していないよね。最近どう?」
「出してくれた企画書ね、ここのところなんだけれど、興味があるんだ。もう少し詳しく教えてくれない?」
 「こういうのどうかな。ちょっと自信がないんだけど、どう思う?」
 「今度のプレゼンなんだけど、どんな感じでいこうと思っているの?」

●肯定的なアプローチで話しやすい雰囲気をつくる

 「ぜひ君の温めている意見を聞かせてほしい。他のみんなも、とても楽しみにしていたんだよ。早速なんだけど……」
 「君のアイデアがすごくユニークだって評判なんだよ。今日は君の考えていることを、いろいろ自由に聞かせてほしいんだ」
 「今日は自由に、ブレーンストーミングのような雰囲気でやってみようか」

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齋藤淳子 [(株)コーチ・エィ シニア・エグゼクティブコーチ]

立教大学法学部卒。神戸製鋼を経て、1990年MSC(マネジメントサービスセンター)入社。数多くのリーダーシップ研修やコンサルティングを行う。1999年、(株)コーチ・トウェンティワン入社。2001年、(株)コーチ・エィへ。現在は、シニア・エグゼクティブコーチとして、上場企業を中心に経営者・管理職層へのトレーニング、および1対1のコーチングを実施。
コーチ・エィのホームページはこちら


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