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Close-Up Enterprise

短期集中のはずが超長期戦
採用ルール掛け声倒れの罪

週刊ダイヤモンド編集部
2015年3月23日
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3月に採用活動が解禁された就職戦線に“異状あり”だ。日本経済団体連合会(経団連)は採用活動のスケジュールを見直し、解禁日を後ろ倒しした。学生が学業に専念できるよう、新ルール導入で就職活動期間を短期集中型にしたはずが、ふたを開けたらフライング多発。短期集中どころか超長期戦に陥っている。

 リクルートスーツ姿の学生1400人の視線が集中する先で熱弁を振るう住友商事の中村邦晴社長。3月10日、同社は2016年春に採用する学生向けの会社説明会を開催した。こうした場に社長が登壇するのは極めて珍しく「かなり前から日程を押さえた」と岡田常之人事部長。

説明会ラッシュの中で、住友商事が今年最初に主催した会には学生1400人が参加。実は中村社長が登壇するのは2回目で、昨年の成功体験を踏まえ、今年は早くから社長スケジュールを押さえた
Photo by Ayako Suga

 学生人気が抜群の総合商社にして、ここまで気合が入る背景には、採用スケジュールのルール変更がある。

 大手企業が加盟する日本経済団体連合会(経団連)は採用活動のルールを見直し、解禁日を後ろ倒しした。16年春に卒業を予定する学生の採用から、企業による広報活動の解禁日は3カ月繰り下げられ4年生になる直前の3月に、面接など選考活動の開始時期は4カ月繰り下げ8月になった。ルール上は就職活動期間が短縮された。

 広報活動が解禁された3月1日以降、せきを切ったように会社説明会ラッシュが続く。

 「3月8日、9日に主催した合同説明会は過去最高人数だった」と三上隆次・「マイナビ」編集長。例年2日間で3万~4万人だったのが、今年は6万人を超えて長蛇の列。「就活業界に30年以上いて、初めて見る光景だった」。学内開催も盛況で、近畿大学では例年300人くらいの初日参加者が、今年は約1000人に上った。

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