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就職できない若者の「トンデモ言動」

就活“後ろ倒し”でダメになる人・健闘する人の差

櫻井樹吏 [キャリアコンサルタント]
【第29回】 2015年3月25日
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いよいよ就活も本格化。スケジュールの後ろ倒しでのんびりしていませんか?

 3月1日から大手就職情報サイトなどで採用イベント情報の発信が解禁になり、2016卒の就職活動が本格的に動きだしました。周囲の友人や同級生が就職について考えたり、走り出していたりする中で、「自分は大丈夫か」と焦りだした方もいるのではないでしょうか。もしあなたがそんな状況にあるとしたら、それは非常にありがたい状況だと言えます。それは一体なぜでしょうか?

 今回は後ろ倒しになった就職活動の中で、上手にスタートを切れる人と切れない人の違いについてお伝えしていきたいと思います。

あなたの就活に最も
影響を与えるものは何ですか?

 私たちは普段、様々なものから影響を受けて生きています。TVや雑誌をはじめとしたメディアからもそうですし、最近では電車内のモニターでも映像が流れている時代です。どこにいても情報を得ることができますが、その中でも特に影響を受けやすいのは、「一緒にいる人」ではないでしょうか。

 就職活動に置き換えてみるとどうでしょう。もちろんニュースや雑誌の影響もあるでしょうが、身近な友人の「就職活動を始めた」という言葉や、家族から就職について何度も状況を聞かれたりなど、とにかく周囲の人から受ける影響の度合いは大きいと思います。

 事実、この時期になると大学のキャリアセンターや就職相談室で、キャリアカウンセラーや担当教師、講師への相談依頼が増加します。インターネット上で面談予約をできるようにしている学校では、予約受付開始と同時に枠が埋まることも多いようです。キャンセル待ちも発生する程ですので、当日のキャンセルは極力遠慮してもらうという話も耳にします。相談を依頼する人の動機としては、「周りが就活を始めて焦った」というものが多いように感じます。

 同時に合同企業説明会も急増します。2016年卒だけでなく2015年卒や転職希望者など対象も広くイベントが開催されていますし、ブラック企業を見抜く方法など特定のテーマに沿ったイベントも開催されています。周りを見れば就職イベントばかりでお祭りのような状況ではないでしょうか。

 今年は就活の後ろ倒しで、企業・学生ともにスケジュールの大きな変化がある年ではありますが、第24回で書いた通り、東日本大震災の時にも同様に就職活動は遅れたものの、就職率はそれほど悪化したわけではありませんでした。ですから、開始時期はそれほど大きな問題にならないように思えます。

 後ろ倒しについての詳細は、第24回に記載しておりますので今回は割愛しますが、就活がうまくいかない人には、ある共通項があるのです。

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櫻井樹吏 [キャリアコンサルタント]

1980年生まれ。大手通信会社の人事部、総合人材サービス会社の若者専門コンサルタントを経て独立。
2010年から500名を超える若者を支援し、年間のカウンセリング数は1200回を超える。 独立後は若年者、主婦の再就職、雇用支援機構や公共事業の講師・コンサルタントを中心に活動中。ホームページ:http://www.sakuraichirin.tokyo


就職できない若者の「トンデモ言動」

一部の若者が大量の内定をもらう一方で、ある一定数の若者は1社も内定をもらえない――。そんな現実が今の就職市場にあります。そんな就職難の実態を景況感のせいにしてしまいがちですが、実は内定をもらえない若者には特徴があります。それは、彼らが「トンデモない言動」をすることです。この連載では、3年間で450人ほどの就職できない若者を支援してきたキャリアコンサルタントの櫻井樹吏さんが、彼らのトンデモ言動の中身と、そんな彼らがどう就職していったのかをお伝えします。

「就職できない若者の「トンデモ言動」」

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