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イマドキ職場のギャップ解消法 高城幸司

仕事のできる・できないは歓送迎会の幹事でわかる

高城幸司 [株式会社セレブレイン 代表取締役社長]
【第135回】 2015年4月6日
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すでに東京では桜も満開。場所取りに追われる幹事

 歓送迎会の幹事は仕事でしょうか?それともボランティアでしょうか?

 いずれにしても、ゆく人くる人を送迎する宴がないのは寂しいもの。ただ、業績が芳しくないため、ここ数年、こうした宴を凍結していた職場も少なくなかったようです。ところが、昨年頃からは業績も徐々に回復する企業が増え始めています。また、採用も増えたことで歓迎会を積極的に催す職場が増えてきました。

 ただ、久しぶりの歓迎会で問題が発生。歓送迎会の開催にブランクがあるため「仕切り役」の幹事を誰がやるのかが問題になっているようなのです。経験が少なければ、幹事は意外と大変な役割です。しかも、上司や同僚は幹事の仕事ぶりをつぶさに見ていたりしますから、気を抜くことはできません。そこで今回は、もしも幹事に指名されたときにどうすればよいか、その心構えについて考えたいと思います。

業績回復で人手不足が深刻化
新規メンバーが続々と加入する職場

 「どうしよう。意外と面倒な役割を押し付けられてしまったようだ」

 悩んでいるのは、創業35年を迎えた老舗広告代理店に勤務して7年目のDさん。営業として仕事にも自信がつき始めてきた今日この頃。そんな職場も4月を迎えて、組織改編(いわゆる人事異動)の時期になりました。ただ、この数年間は大きな人事異動もなく、職場環境が変わらないことに慣れつつある状態になっていました。

 ところが、今回は違いました。上司から「今回は大きな動きがあるよ」と嬉しそうに4月からの新体制について報告がありました。ちなみに会社の業績は8年ぶりに増収増益。昨年のボーナスも久々に嬉しくなるような金額でした。

 その一方、クライアントからの仕事が増えたことで人手不足が深刻化。残業時間が増え、終電帰りの社員が続出しはじめていました。ブラック企業と揶揄されることを恐れた経営は人材確保のために新卒・中途・派遣と手段を選ばず、人材確保を人事部に指示。その結果、Dさんの部署も新入社員が1名、管理部からの異動者が1名、さらに営業サポートの女性社員が2名増えることに。リーマンショック以来、組織の縮小均衡が続いていたので大増員に一同は驚きの声をあげました。加えて、

 「長年、この組織を支えてくれたIさんが家庭の事情で実家の仕事を継ぐことになり、4月末で退職することになった」

 とベテラン社員の退職も報告されました。まさに「ゆく人、くる人」がいる激動の春です。

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高城幸司 [株式会社セレブレイン 代表取締役社長]

1964年生まれ。同志社大学卒業後、リクルート入社。リクルートで6年間連続トップセールスに輝き、「伝説のトップセールスマン」として社内外から注目される。そのセールス手法をまとめた『営業マンは心理学者』(PHP研究所)は、10万部を超えるベストセラーとなった。 その後、情報誌『アントレ』の立ち上げに関わり、事業部長、編集長、転職事業の事業部長などを歴任。2005年、リクルート退社。人事戦略コンサルティング会社「セレブレイン」を創業。企業の人事評価制度の構築・人材育成・人材紹介などの事業を展開している。そのなかで、数多くの会社の社内政治の動向や、そのなかで働く管理職の本音を取材してきた。 『上司につける薬』(講談社)、『新しい管理職のルール』(ダイヤモンド社)、『仕事の9割は世間話』(日経プレミアシリーズ)など著書多数。職場での“リアルな悩み”に答える、ダイヤモンド・オンラインの連載「イマドキ職場のギャップ解消法」は、常に高PVをはじき出している。
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イマドキ職場のギャップ解消法 高城幸司

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