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社内政治の教科書
【第14回】 2015年4月27日
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高城幸司 [株式会社セレブレイン 代表取締役社長]

「直属の上司が最悪!」。そんな上司も、あなたの味方にするシンプルな方法!

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社内政治――。ネガティブな印象をもつ言葉ですが、実は「政治力」がなければ管理職は務まりません。どんなに優れたアイデアがあっても、どんなに理想が高くても、組織を動かせなければ何ひとつ実現できないからです。部署間対立、横暴な上司、反抗的な部下……。こうした「現実」のなかで、いかに社内政治を生き抜くか?『社内政治の教科書』の中から、その鉄則を紹介します。

プロフェショナルに徹して、
「好き嫌い」を捨てる

 直属の上司を味方につける──。
 これは、社内政治においてきわめて重要なポイントです。

 直属の上司は、社内で政治的なアプローチをする際の唯一の「正規ルート」です。

 「新規事業の承認を勝ち取りたい」「有望な新規プロジェクトを自分の部署に引っ張りたい」「人員増を働きかけたい」「トラブル案件の処理」「関係部署との利害調整」……。

 これらのアクションを起こすときには、必ず直属の上司を通して動くのがサラリーマンの原則。上司を味方につけておかなければ、うまく物事を進めることはできません。

 しかも、上司はあなたの人事評価をする、もっとも身近な「権力者」です。万一、上司を「敵」に回せば、あなたにとって最大の障壁となってしまうでしょう。

 まず重要なのが、「好き嫌い」を捨てることです。
 人間には相性というものがあります。これは理屈を超えたものですから、いかんともしがたいものです。しかも、上司を選ぶことはできません。どうしても好きになれない上司につくこともあるでしょう。そのようなときに、「嫌い」という感情が相手に伝わってしまえば、上司は簡単に「敵」になってしまいます。

 だから、仕事をするうえでは「好き嫌い」という感情を捨てることです。決して難しいことではありません。上司をクライアントだと捉えればいいのです。誰でも、顧客に対しては「好き嫌い」を超えて、きちんと対応しているはずです。それが、プロフェショナルというもの。上司に対しても、同じマインドで接すればいいのです。

 言い換えれば、「役割」を演じ切るということでもあります。会社とは、あくまでも仕事をする場所です。「部長」は「部長」という役割を演じ、「課長」は「課長」という役割を演ずる。本来、そこに「好き嫌い」という感情を交える必要はありません。たとえ嫌いな上司であっても、その部長に対して課長という役割を演じ切ればいいのです。プロに徹することが、「好き嫌い」を捨てることだと言ってもいいでしょう。 

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高城幸司 [株式会社セレブレイン 代表取締役社長]

1964年生まれ。同志社大学卒業後、リクルート入社。リクルートで6年間連続トップセールスに輝き、「伝説のトップセールスマン」として社内外から注目される。そのセールス手法をまとめた『営業マンは心理学者』(PHP研究所)は、10万部を超えるベストセラーとなった。 その後、情報誌『アントレ』の立ち上げに関わり、事業部長、編集長、転職事業の事業部長などを歴任。2005年、リクルート退社。人事戦略コンサルティング会社「セレブレイン」を創業。企業の人事評価制度の構築・人材育成・人材紹介などの事業を展開している。そのなかで、数多くの会社の社内政治の動向や、そのなかで働く管理職の本音を取材してきた。 『上司につける薬』(講談社)、『新しい管理職のルール』(ダイヤモンド社)、『仕事の9割は世間話』(日経プレミアシリーズ)など著書多数。職場での“リアルな悩み”に答える、ダイヤモンド・オンラインの連載「イマドキ職場のギャップ解消法」は、常に高PVをはじき出している。
株式会社セレブレインホームページ
高城幸司氏ブログ

 


社内政治の教科書

社内政治――。ネガティブな印象をもつ言葉ですが、実は「政治力」がなければ管理職は務まりません。どんなに優れたアイデアがあっても、組織を動かせなければ何ひとつ実現できないからです。部署間対立、横暴な上司、反抗的な部下……。こうした「現実」のなか社内政治を生き抜く鉄則を紹介します。

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