ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
社会貢献でメシを食う。NEXT 竹井善昭

カワイイ女の子が握る「おにぎり」はなぜ、男心をくすぐるのか?

竹井善昭 [ソーシャルビジネス・プランナー&CSRコンサルタント/株式会社ソーシャルプランニング代表]
【第137回】 2015年7月14日
著者・コラム紹介バックナンバー
1
nextpage

 今回はおにぎりと社会貢献の話。

 カワイイ女の子におにぎりを握ってもらうと、男はなぜうれしいのだろうか。そんな素朴な疑問を持ったのは、深夜のテレビ番組で紹介されたある新手の商売を見たことがきっかけだった。

メイド喫茶の進化版?
秋葉原に新登場したおにぎりカフェ

 「ガルむす」という名のその店は、秋葉原にこの4月にオープンした、現役アイドルがおにぎりを握ってくれるという新業態の店である。おにぎり2個セットで800円。カウンターには数名の女の子が並んでいて、どの女の子が握ってくれるかは「くじ」で決まる。しかし、同セットを1000円で買うと指名ができる。メニューはその他に「味噌汁」(指名あり800円、指名なし500円)、ドリンク(指名あり800円、指名なし500円)など。食券制で、全食券に女の子との3分間トークタイム権が付いている。

 つまり、たとえばおにぎりセットを注文すると(食券を買うと)女の子がおにぎりを握ってくれて、さらに3分間のおしゃべりができるというシステムだ。指名あり食券を買うと、好みの女の子を指名して、その子が握ってくれたおにぎりを食べながら、3分間のおしゃべりが楽しめる。

 ちなみにおにぎりは女の子がラップで包んで握るのだが、実はポイント制があって、1オーダーにつき1ポイントが付き、30ポイント貯まると、ラップ越しではなく素手で直接握ってくれるという情報もある(注:公式サイトにはその旨の記載はないのだが)。ネットの情報によれば、女の子たちのビジュアルレベルも結構高いようだ。

 というような、いわばメイド喫茶の進化形というか変形版の店なのだが、とにかく「カワイイ女の子がおにぎりを握ってくれる」というコンセプトにそそられる男子も多いのではないだろうか。秋葉原には女の子が寿司を握ってくれるという「なでしこ寿司」という店もあるが、やはり寿司よりおにぎりを握ってもらったほうが(男性としては)幸福感が高いように思える。

「おにぎり」と「女子マネージャー」
という最強の組み合わせ

 おにぎりと言えば、昨年の夏の甲子園で「おにぎり2万個を握った女子マネージャー」が話題になったが、これも作ったのが「おにぎり」だったからこそ、スポーツ紙のオヤジ記者の琴線に触れて記事になったのではないだろうか。これが、「カレー2万食」とか「肉じゃが2万食」では、多くの男心をくすぐることはなかったと思う。

1
nextpage
関連記事
スペシャル・インフォメーションPR
クチコミ・コメント

DOL PREMIUM

PR
【デジタル変革の現場】

企業のデジタル変革
最先端レポート

先進企業が取り組むデジタル・トランスフォーメーションと、それを支えるITとは。

経営戦略最新記事» トップページを見る

最新ビジネスニュース

Reuters

注目のトピックスPR

話題の記事

竹井善昭 [ソーシャルビジネス・プランナー&CSRコンサルタント/株式会社ソーシャルプランニング代表]

マーケティング・コンサルタントとしてクルマ、家電、パソコン、飲料、食品などあらゆる業種のトップ企業にて商品開発、業態開発を行なう。近年は領域を社会貢献に特化し、CSRコンサルタント、社会貢献ビジネスの開発プランナーとして活動。多くの企業にてCSR戦略、NGOのコミュニケーション戦略の構築を行なう。「日本を社会貢献でメシが食える社会にする」ことがミッションに、全国各地で講演活動を行なう。ソーシャル系ビジネスコンテストや各種財団の助成金などの審査員多数。また、「日本の女子力が世界を変える」をテーマに、世界の女性、少女をエンパワーメントするための団体「ガール・パワー(一般社団法人日本女子力推進事業団)」を、夫婦・家族問題評論家の池内ひろ美氏、日本キッズコーチング協会理事長の竹内エリカ氏らと共に設立。著書に『社会貢献でメシを食う。』『ジャパニーズスピリッツの開国力』(いずれもダイヤモンド社)がある。

株式会社ソーシャルプランニング
☆竹井氏ブログ 社会貢献でメシを食う〝REAL(リアル)〟
☆Twitterアカウント:takeiyoshiaki


社会貢献でメシを食う。NEXT 竹井善昭

CSRやコーズマーケティングをはじめ、「社会貢献」というテーマがポピュラーとなったいま、「社会貢献のセカンドウェーブ」が来ている。新たなサービスやプロジェクトのみならず、新たな主役たちも登場し始めた。当連載では話題の事例を取り上げながら、社会貢献的視点で世の中のトレンドを紹介していく。
*当連載は、人気連載『社会貢献を買う人たち』のリニューアル版として、2014年1月より連載名を変更しました。

「社会貢献でメシを食う。NEXT 竹井善昭」

⇒バックナンバー一覧