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小宮一慶の週末経営塾

社員のモチベーションを高めたければ
経営者は働きがいを高めよ

小宮一慶
【第15回】 2015年8月1日
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働きがいを高めれば
自然にモチベーションは上がる

 「社員のモチベーションを高めるにはどうすれば良いですか?」

 このような質問を経営者から受けることがあります。

 でも、それは経営者側の論理です。「同じ給料で、倍働いてくれないか」と言っているのと同じです。社員だって、いきなり「モチベーションを上げてくれないか」と言われても、どうすれば良いか分かりません。そういう場合は、私はこう言います。

 「社員の働きがいを高めることです」

小宮一慶
小宮コンサルタンツ代表

 社員の「働きがい」を高めれば、自然にモチベーションは高まるものです。ディズニーランドに行くときに、多くの人はわくわくします。いちいちモチベーションを上げてディズニーランドに行かなくても、自然に上がりますよね。親しい友人とゴルフに行くときも同じです。人間は、通常は楽しいことをするときには、自然とモチベーションが上がるのです。

 そして、働きがいが上がれば、自然にモチベーションは上がるものなのです。

 「働きがい」とは、「働くことに意義を見出すこと」です。仕事に意義が見いだせれば、仕事が楽しくなりますし、場合によってはそれが志まで高まります。これは、前回に述べた「目的」ととても関連があります。働くことの意義をどれだけ見いだせるかということです。

 自分が携わった商品やサービスがお客さまの役に立っていると思えば、働きがいは高まります。人に喜ばれると、大多数の人はやりがいを感じるものです。お客さま第一で、「良い仕事」をすることに集中しており、それがお客さまや働く仲間に喜ばれるようになると、働きがいが高まり、自然とモチベーションは上がるものです。

 「良い仕事」とここで述べましたが、「①お客さまが喜ぶこと、②働く周りの仲間が喜ぶこと、③工夫」の3つと私は定義しています。そのことに集中させることが、働く人の働きがいを高めるのです。

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小宮一慶

京都大学法学部卒業。米国ダートマス大学タック経営大学院留学(MBA)、東京銀行、岡本アソシエイツ、日本福祉サービス (現、セントケア)を経て独立し現職。名古屋大学客員教授(平成26年度後期)。企業規模、業種を超えた「経営の原理原則」を元に、幅広く経営コンサルティング活動を行う一方、年100回以上講演を行う。『ビジネスマンのための「発見力」養成講座』(ディスカヴァー21)など著書は100冊を超え、現在も経済紙等に連載を抱える。


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経営課題を抱えて日々悩む経営者に向けて、数々の企業経営者に伴走してきた経営コンサルタントの小宮一慶氏が課題解決の「ヒント」を提供。どんな業種にも通じる経営の原理原則をおさえながら、経営者はどうあるべきか、実際の経営現場で何を実行すべきか、を語る。

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