休眠顧客の中に、
将来の有望顧客が眠っているかも

 一方、この左下ゾーンの別人「E社」には、積極的にアプローチする必要があります。

 E社のまたの名は、休眠顧客。以前取引していたものの、何らかの理由であなた(の会社)から去ってしまった、元カノ・元カレです。

 この鉱脈をホジホジと探してみるのは、意外と効果的な顧客開拓策だったりします。というのも、知らない間柄でもなく、それまでの関係が良好であれば、取引復活も期待できるからです。

 このように、大事な顧客ゾーンは、図表の上半分〝ドンドン〟と〝ガンガン〟、左下の〝ホジホジ〟です。

 下半分の〝ヨイヨイ〟と〝ダメダメ〟は、対象外とすべき相手先なのです。

 フレッシュネスバーガー創業者の栗原幹雄氏が言うように「最初に半分の人を切り捨てる発想」は、「売上を最大に」という儲けのセオリーを踏まえれば、とても大事な指摘だと思います。

あなたの会社にとってふさわしい顧客かどうかを見極める――

 こうした取り組みは、限りある経営資源を有効活用するという観点から、とても重要と言えるわけです。