ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
エコカー大戦争!

日産・ルノー・ダイムラーは電気自動車“最強連合軍”
トヨタとホンダのエコカー戦略に強烈な一撃!

桃田健史 [ジャーナリスト]
【第39回】 2010年4月9日
著者・コラム紹介バックナンバー
1
nextpage

 「意外なようで、意外(な組み合わせ)ではない」

 「この場合、EV(電気自動車)は誰が仕切るのか?」

 「こうなると、中国で今後、どんな連携が起こるのか?」

 2010年に入ってからネット上で広がり始めた「ルノー・日産とダイムラーの業務提携、正式発表近し」との情報に対して、世界中の自動車業界関係者は各々に持論を唱えてきた。 

提携記者会見に臨むルノー・日産のカルロス・ゴーンCEOとダイムラーのディーター・ツェッチェ社長
Photo AP/AFLO

そして2010年4月7日、ベルギー・ブリュッセル。「情報」はオフィシャルな事実となった。

 ルノー・日産からはカルロス・ゴーンCEO、ダイムラーからはディーター・ツェッチェ社長が出席した記者会見。これによって明らかになった提携の概要は以下の通りだ。

<出資比率>

ダイムラー:3.1%相当のルノー新規発行株を取得。

ルノー:同社保有の3.1%相当の日産の発行済み株式をダイムラーに譲渡。ダイムラー株の3.1%を取得。その内、1.55%を日産の合意に基づき、日産が保有する日産株2%と交換。これにより、ルノー、日産はそれぞれ、ダイムラー株の1.55%を所得することになる。

*4月6日時点、各社の時価総額は、ルノー(105億ユーロ)、日産(297億ユーロ)、ダイムラー(377億ユーロ)。各社間の協業期間中、5年を上限に資本関係を固定。現時点で、将来の3社合併の計画なし。

1
nextpage
関連記事
スペシャル・インフォメーションPR
クチコミ・コメント

DOL PREMIUM

PR
【デジタル変革の現場】

企業のデジタル変革
最先端レポート

先進企業が取り組むデジタル・トランスフォーメーションと、それを支えるITとは。

経営戦略最新記事» トップページを見る

最新ビジネスニュース

Reuters

注目のトピックスPR


おすすめの本
おすすめの本
好評発売中!
「エコカー世界大戦争の勝者は誰だ?」

ハイブリッド車、電気自動車、燃料電池車の共存でビジネスモデルは混沌!トヨタ、ホンダ、日産、三菱など日本メーカーは世界で勝てるのか?年間飛行機移動時間が最も長い日本人自動車ジャーナリストが世界のエコカー事情を徹底取材。市場・インフラ、技術、政策、各社の戦略を詳細かつヴィヴィッドにレポート!

話題の記事

桃田健史 [ジャーナリスト]

日米を拠点に世界各国で自動車産業の動向を取材するジャーナリスト。インディ500、NASCARなど米国レースにレーサーとしても参戦。自動車雑誌に多数の連載を持つほか、「Automotive Technology」誌(日経BP社)でBRICs取材、日本テレビでレース中継番組の解説などを務める。1962年生まれ。著書「エコカー世界大戦争の勝者は誰だ?」好評発売中


エコカー大戦争!

「エコカー=日本の独壇場」と思っているとすれば、それは大間違いだ。電気自動車、ハイブリッド車を巡る市場争奪戦はこれからが本番。日本は序盤戦を制したに過ぎない。世界規模の取材でエコカー大戦争の行方を探る。

「エコカー大戦争!」

⇒バックナンバー一覧