ツイッターは確かに楽しいツールです。

 自分のどうってことない書き込みに反応があったり、他人のどうってことない書き込みに反応したら喜んでもらえたり、見知らぬ人と無責任で及び腰な交流ができたりなど、ツイッターが与えてくれる未知の快感がクセになって、片時も手放せなくなる人が少なくありません。

 しかも、やっと一般的に知られるようになってきた現時点では、ツイッターを使いこなせることが「ちょっと自慢」という雰囲気があります。はまっている人にとっては、実に幸せな状況と言えるでしょう。

 前回ご紹介したような「ツイッター信者」とともに、しばしば遭遇するのが、いつでもどこでもツイッターをはじめる「ツイッター野郎」の方々。「野郎」といっても男性とは限らず、女性もたくさんいます。そして「信者」と「野郎」は、けっこう重なっています。

 ツイッター野郎がどれだけツイッターに熱中しようが、こっちと関係ない分にはどうってことありません。ただ、ちょっぴり違和感を覚えるのが、飲み会などでコチョコチョとツイッター実況を始めたとき。複雑な感情を悪い方向に発展させず、その場の雰囲気も壊さない無難な対処法を考えてみましょう。

せっかくの楽しみを
取り上げるのは気の毒

 ツイッターにはまっている人が、飲み会でツイッターに実況の書き込みをしたくなる気持ちは、わからないでもありません。

 酔っ払いながら大好きなツイッターをいじれば、その気持ちよさはひとしお。フォロワーの誰かが、小さな親切心を発揮して、

「俺も飲みて~」「私も家で飲んでるよ~」

 といったリプライをくれたりしたら、

「ああ、実況してよかった」という喜びも味わえるでしょう。しかも、その場の会話の盛り上がりについていけなくても、「自分は実況に熱中しているから」という言い訳があるので、焦る必要も無理に合わせる必要もありません。