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日本が誇る!食のブランド 池田陽子

焼酎王国・九州で、佐賀の日本酒が世界一になれた理由

池田陽子 [食文化ジャーナリスト/薬膳アテンダント]
【第2回】 2015年11月13日
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「鍋島」がチャンピオン・サケに
“日本への逆輸入”で大ブレイクへ

2011年のインターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)でチャンピオン・サケを受賞した「鍋島・大吟醸」

 2011年、佐賀の酒が全国区へと一大ブレイクする画期的な出来事が起きた。世界最大級のワイン品評会「インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)」において、佐賀の若手蔵元で組織されている「佐醸会」のメンバー、富久千代酒造の飯盛直喜さんによる「鍋島・大吟醸」が日本酒部門の最優秀賞「チャンピオン・サケ」を受賞したのだ。

 鍋島のチャンピオン受賞は多くのメディアに取り上げられ、鍋島の、ひいては「佐賀の酒」の名が全国に一躍轟いた。鍋島が「佐賀の酒の大きな広告塔」になったのだ。また、仲間をともに受賞を祝うオール佐賀精神が、結果的に佐賀の酒の絶大なPR効果を生んだ。

 そして“広告塔”の飯盛さんも凄かった。翌年、開かれた試飲会で鍋島の話を聞こうとして立ち見が出るほど詰めかけた多数の参加者の前で、積極的にPRしていたのは「人の酒」。その年のIWCでゴールドを受賞した「天山酒造」を紹介し、訪れた人々を面食らわせた。

多くの参加者で賑わう「鹿島酒蔵ツーリズム(R)」。鹿島市・幸姫酒造にて

 飯盛さんは世界一の称号を、地元である鹿島市の日本酒、そして地域を全国にPRするためのチャンスと考えた。次のチャンピオン・サケが選ばれるまでの1年の「旬」の間に、「世界一の酒がうまれたまち」としての展開を仕掛けるべく、受賞後、すぐさま市内の6蔵元、鹿島市や観光協会、商工会議所が集まって「鹿島酒蔵ツーリズム推進協議会」を設立した。

 翌年3月には、鹿島市内の酒蔵の蔵開きを同時に行い、酒蔵で試飲を楽しみながら巡り歩くとともに古い街並みや歴史を楽しむ「鹿島酒蔵ツーリズム(R)」を開催。約3万人を集め、ガラガラだったバスが満員で走る姿に、市民はたまげた。

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池田陽子[食文化ジャーナリスト/薬膳アテンダント]

宮崎生まれ、大阪育ちのアラフォー。立教大学卒業後、出版社にて女性誌、ムック、機内誌などの編集を手がける。取材を通して、カラダとココロの不調は食事で改善できるのでは?という関心から国立北京中医薬大学日本校に入学し、国際中医薬膳師資格取得。自身の体調の改善、美容効果などをふまえてふだんの暮らしの中で手軽に取り入れられる薬膳の提案や、漢方の知恵をいかしたアドバイスを、執筆、講習会などを通して行う。また、日本各地の食材を薬膳的観点から紹介する活動も積極的に取り組み、食材の新たな魅力を提案、発信を続け、食文化ジャーナリストとしての執筆活動も行っている。著書に「ゆる薬膳。」(日本文芸社)「缶詰deゆる薬膳。」(宝島社)、「『ゆる薬膳。』はじめたらするっと5kgヤセました!」(青春出版社)などがある。
■HP:www.yuruyakuzen.com
■Facebook:https://www.facebook.com/yoko.ikeda.79

また、鯖をこよなく愛し、日本全国・世界のさば、さば料理、さば缶を楽しみ、さば文化を語り、さばカルチャーを発信し、さばで日本各地との交流をはかることを趣旨に活動している「全さば連」(全日本さば連合会)にて外交担当「サバジェンヌ」としても活動中。
■全さば連HP:http://all38.com
■FACEBOOKページ:http://www.facebook.com/mackerel.cava  

 


日本が誇る!食のブランド 池田陽子

観光立国を目指す日本にとって、日本の食は大きな資産だ。日本各地にさまざまな誇れる食のブランドがあるなかで、多くの日本人・外国人にも知られているモノはいかにしてブランドを築き、なおそれを維持しているのか。その日本の食のブランド戦略を探る。

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