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非コメどころの猛追で王者・新潟も逆襲へ
ブランド米戦国時代を制するのは?

ダイヤモンド・オンライン編集部
2015年11月13日
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コメがまずいと言われ続けてきた北海道や青森県が次々に新品種を開発し、ブランド米市場を席巻している。過去5年で、コメの食味ランキングの最高位「特A」は倍増。今や全国でブランド米大競争が起きている。

初登場でコシヒカリ超え!
青森県、悲願の「特A」米

「青天の霹靂」(青森県)や「森のくまさん」(熊本県)など、変わった名前ながら「味は折り紙付き」と評価される新興ブランド米が多数誕生している

 「これまで、取ろうと努力をしても、取れなかったのですが…」。

 1971年から実施されている日本穀物検定協会の「米の食味ランキング」。最高ランクの「特A」が取れるかどうかは、コメの生産者や農協、都道府県関係者にとって、大きな関心事だ。

 青森県はこれまで、一度も最高ランク「特A」を取ったことがない。しかし、ここにきてようやく悲願の「特A」取得に成功した新品種「青天の霹靂」が、先月から発売された。

 青森県内でもスーパーに行列ができただけでなく、首都圏でもイベントを開催した銀座三越で「青天の霹靂」フェアが盛況となるなど、出だしは好調だ。

 県担当者は「ブランド米としてはむしろ後発。しかし、味わいの良さは、ランキングの審査員の方々からも高い評価を頂いた。また、意表を突いたネーミングや米袋のデザイン、さらには青森県内でしか放送をしていませんが、テレビCMを打つなどの広告戦略も成功したのでは」と話す。

 青森県だけではない。過去数年、新興ブランド米が続々と誕生している。

 上図にあるように、「特A」を取得した銘柄の数は、過去5年で倍増した。

 さらに、2014年産で「特A」を取得した銘柄(右図参照)を見てみると分かるように、依然「コシヒカリ」が強さを見せつけているものの、北海道や青森県、熊本県など、かつては、コメに関してはパッとした印象のない道府県が作った、独自ブランドのコメがランクインしている。

 “最強”と名高い新潟県産「コシヒカリ」は、価格面でも新興ブランド米に押され気味だ。

 魚沼産「コシヒカリ」だけは別格で、今も最高値の地位を維持しているものの、そのほかの新潟県産「コシヒカリ」に関しては、「青天の霹靂」や「つや姫」(山形県)、そして「ゆめぴりか」(北海道)などに価格で逆転された。

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