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転職で幸せになる人、不幸になる人 丸山貴宏

「週休2日制」の意味を多くの人は誤解している

丸山貴宏 [株式会社クライス・アンド・カンパニー代表取締役]
【第27回】 2015年11月30日
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あなたは企業の募集要項の意味をきちんと理解して、応募できていますか?

 企業の募集要項を見て「この会社は良さそうだ」と思っても、使われている言葉の意味を知らないと出されている条件を誤解してしまい、転職した後に「聞いていた話と違う!」となってしまいかねないので注意が必要です。

 よくあるのは「週休2日制」に関する誤解です。これは週2日の休日がある週が1ヵ月間に1回以上ある制度を指すものです。完全に毎週2日の休日がある場合は「完全週休2日制」といい、両者は別物です。人材紹介業に携わっている人にとっては常識ですが、予備知識のない人はよく勘違いしてしまうところです。

 募集要項で気を付けるポイントとしては、退職金制度もあります。大企業で働いている人は転職先に退職金制度が備わっていることを前提にして考えているケースがよくありますが、すべての企業が退職金制度をもっているわけではありません。退職金制度は企業の義務ではないので、中小企業には退職金制度がないところもあります。

 そして募集要項に「退職金制度はありません」と親切に書く会社は少数派です。かくしてどの会社にも退職金制度があると思い込んでいる人は、募集要項に制度の有無が明記されていないのに退職金制度はあるものだと勘違いしてしまうわけです。

労働条件は必ず書面で確認せよ

 年収の金額を見るときも注意が必要です。募集要項に月給45万円以上、年収600万円以上と書いてあるので「これなら年収を維持できる」と応募したところ、首尾よく年収600万円の条件で内定が出たとしましょう。労働条件通知書には600万円と記載されています。ところが入社してみると、1回目の賞与が在籍期間を按分されてゼロになってしまい、実際には600万円には届かないときがあります。

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丸山貴宏 [株式会社クライス・アンド・カンパニー代表取締役]

1986年滋賀大学経済学部卒業後、リクルート入社。7年間人事担当採用責任者として新卒、中途、留学生、外国人など多岐にわたる採用を担当し同社の急成長を人材採用の側面から支える。退職後現社を設立。リクルートで実践した「企業力を超える採用」の実現のため1000社を超える顧客にそのノウハウを提供、さまざまな分野の支援を実現。また個人へのキャリアコンサルティングは1万名を超え、「個人の本気に火をつける」面談には定評がある。49歳。1963年生まれ、いて座。

 


転職で幸せになる人、不幸になる人 丸山貴宏

35歳以上の転職がもはや当たり前の時代になり、これからはより多くの人が転職を意識することになる。しかしそのときに「転職の作法」を全く知らないがために、失敗し続けてしまっては本末転倒だ。この連載では、失敗した人を具体的な事例として出しながら、何が悪かったのか2万人を見てきた転職コンサルタント丸山貴宏の視点で一刀両断。成功へと導く手助けをします。

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