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イマドキ職場のギャップ解消法 高城幸司

子持ち女性社員の優遇が許せない!
“働きマン”な独身女性社員たち

高城幸司 [株式会社セレブレイン 代表取締役社長]
【第20回】 2010年5月31日
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 結婚、出産した女性も育児がひと段落すると、職場に復帰して活躍できる時代になりつつあります。そんなワーキングマザーに対して職場の男性は意外なほどやさしく、理解して接しているようにも見受けます。

 その一方で、ワーキングマザーと独身女性は、些細なことをきっかけに対立をしてしまっている、との話をよく耳にします。しかも、同じ時期に入社し、仲が良かったはずだったとしても…です。おそらく、お互いの環境が変化して価値観が変わり、摩擦が起きてしまったのでしょう。

 今回は、こうしたワーキングマザーと独身女性の対立がなぜ起きてしまうのか、そして上司は両者の対立をどうマネジメントすべきかを考えていきましょう。

「転勤族」の夫であれば
仕事を辞める女性は多いが…

 仕事をバリバリこなしていた独身の女性社員であっても、結婚を契機に仕事に対する取り組みや考え方が大きく変わることがあります。なかには結婚報告と同時に退職願いを出す人もおり、私自身、それに愕然とする上司を何回も見てきました。

 「課長、秋に結婚することになりました。相手は学生時代のサークルで先輩だった人です。式に主賓としておいでいただけないでしょうか?それと言いづらいのですが、来月で会社を退職したいと思います。彼は転勤が多い金融機関に勤めていますので…」

 このように切り出されたら上司はどうしたらいいでしょうか?めでたいことですから引き止めるのは難しい話です。まさか、単身赴任をさせて「会社に残れ」と言う上司はいないのではないでしょう。活躍している部下からの突然の退職報告を引き止められないのは、上司からすれば複雑なものがあります。

 このように結婚を契機に退職するという判断は、結婚するパートナー(旦那様)の考え方によるものが大きいようです。私が取材したネット広告の営業で活躍していた女性のGさんの場合、結婚したパートナーは5つ年上で大手商社に勤務中。夫が海外転勤になる可能性もあるとのことで会社を退職し、専業主婦になる選択をしました(将来的には社会復帰も考えている様子ですが)。

 とはいえ、実際に多くの調査機関が調べたデータでは、「結婚後も働きたい」と考える女性が過半数を超えています。しかもGさんは職場で活躍していましたから、「本当は仕事を辞めたくなかったのでは?」と訊ねてみました。すると、

 「仕事との両立ができないか、ですか?いえ、2人で話し合って出した結論ですから。後悔はありません」

と、さっぱりした顔で話してくれました。確かにパートナーが転勤する可能性が高い仕事の場合、「旦那に単身赴任させるくらいなら…私が辞めよう」と考える女性が多いようです。

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高城幸司 [株式会社セレブレイン 代表取締役社長]

1964年生まれ。同志社大学卒業後、リクルート入社。リクルートで6年間連続トップセールスに輝き、「伝説のトップセールスマン」として社内外から注目される。そのセールス手法をまとめた『営業マンは心理学者』(PHP研究所)は、10万部を超えるベストセラーとなった。 その後、情報誌『アントレ』の立ち上げに関わり、事業部長、編集長、転職事業の事業部長などを歴任。2005年、リクルート退社。人事戦略コンサルティング会社「セレブレイン」を創業。企業の人事評価制度の構築・人材育成・人材紹介などの事業を展開している。そのなかで、数多くの会社の社内政治の動向や、そのなかで働く管理職の本音を取材してきた。 『上司につける薬』(講談社)、『新しい管理職のルール』(ダイヤモンド社)、『仕事の9割は世間話』(日経プレミアシリーズ)など著書多数。職場での“リアルな悩み”に答える、ダイヤモンド・オンラインの連載「イマドキ職場のギャップ解消法」は、常に高PVをはじき出している。
株式会社セレブレインホームページ
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