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40代からの人生の折り返し方 野田稔

リーダーシップのない40代など無価値である

野田 稔 [一般社団法人 社会人材学舎 代表理事]
【第22回】 2016年2月1日
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あなたは自分にリーダーシップがあると思いますか?

前回から、成長を続けるために磨くべき7つのメタ能力について説明している。今回は古くて新しいテーマである「リーダーシップ」について改めて考えてみたい。

前回、「自分が弱いところは、強い人で補完すればいい」と書いた。特に40代も半ばになって、何か事を成し遂げようとするのであれば、それしかない。そのためにも必要なのがリーダーシップである。

 ところが、「自分にリーダーシップがあると思いますか?」と聞くと、日本人の場合、大部分の人が「ない」とか、「苦手だ」と答える。

 謙遜しているのか本音なのかはわからない。謙遜であるとすれば、そんな謙遜は即刻止めたほうがいい。本音ならさらに問題だ。なぜならば、リーダーシップのない40代など無価値だからだ。

他人を巻き込めない人は
リーダーにはなれない

 何も、大組織の経営者になれるか、偉大な政治家になれるか、ベンチャー企業が興せるか、歴史上のヒーローと肩を並べられるかと聞いているわけではない。リーダーシップは、ごく普通の人が日常的に発揮する当たり前の行為だ。

 だから、「リーダーシップ力がない」とか「苦手です」ということを、今日を限りに言うのを止めてほしい。逃げてはいけない。「私にはリーダーシップがある」、あるいは「あるように努める」と決意してもらわないことには、先に進めない。

 ではリーダーシップとは何か。改めて私の定義を言おう。

 それは、「他人に影響をおよぼして望ましい行動を起こさせる」力だ。一言で言うならば、「巻き込む力」だ。

 もちろん、それが容易なことだと言う気はない。決して簡単ではない。人を巻き込むには、第一に自分が何を成したいかがはっきりとわかっていなくてはならない。まずここが難しい。

 次に、その成し遂げたい事がしっかりと相手に伝えられなくてはならない。これも難しい。その上で、巻き込みたい相手が「巻き込まれたい」と思ってくれなくてはならないわけで、これも当然難しい。

 最後の条件=相手が「巻き込まれたい」と思ってくれる、という点から説明しよう。

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野田 稔 [一般社団法人 社会人材学舎 代表理事]

明治大学専門職大学院グローバル・ビジネス研究科教授/株式会社リクルートホールディングス リクルートワークス研究所 特任研究顧問。野村総合研究所、リクルート社新規事業担当フェロー、多摩大学教授を経て現職に至る。日本テレビ系列「ズームインスーパー」、NHK総合「経済ワイドビジョンe」「Bizスポワイド」、NHKEテレ「仕事学のすすめ」などメディアでも活躍。主な著書に『組織論再入門』『中堅崩壊』(以上ダイヤモンド社)、『二流を超一流に変える「心」の燃やし方』(フォレスト出版)『企業危機の法則』(角川書店)など多数。


40代からの人生の折り返し方 野田稔

40代は時計で言えば、ちょうど昼の12時を回った人生の午前中が終わったばかりだ。人生折り返し、1日に例えれば、午後をいかに過ごすか。黄昏が訪れる前に上手に人生を折り返す方法をこの連載では考える。

「40代からの人生の折り返し方 野田稔」

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