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働き盛りのビジネスマンを襲う 本当に怖い病気

家族がくも膜下出血で亡くなった人は要注意!
50歳を前に気をつけたい頭痛や高血圧の“予兆”

市川純子 [(財)日本ヘルスケアニュートリケア研究所]
【第23回】

最近、現役ビジネスマン世代の脳ドック受診者が増えているという。とくに脳血管系の疾患で亡くなった家族がいる人や、高血圧の持病のある人は、“予兆”に気をつける必要がある。頭痛やめまいの症状があれば放置せずに専門医に相談し、1年に1回は脳ドックでMRIを受けたほうがよいだろう。

経過観察の脳動脈瘤がみつかった
メーカー営業次長Uさん(40歳)

若くして「くも膜下出血」で亡くなった父
自分は父よりも長生きできるのか不安に

 Uさんの父親は、くも膜下出血であっけなく40歳を前にして亡くなった。自宅での晩酌後、右手に力が入らず、「頭が痛い」と言ったあとに意識を失った。いびきをかいたまま、救急車に乗せられ、病院に運ばれた。中学生だったUさんはザワザワする気持ちで両親が乗った救急車を見送った。

 自営業だった父親は肥満気味なうえに、お酒と煙草が手放せなかった。Uさん自身は、酒好きな父親と、酔った父の面倒で苦労した母親を見ているので、誘われた時以外、自ら酒を口にすることはない。食べるものにも気をつけているし、休日もなるべく休養をとるようにしている。健康診断も毎年欠かさない。

 早く父親を亡くした人がみんな感じるように、Uさんも心の片隅で「父親の亡くなった年齢を越えられないのでは」と不安があった。

通勤中・仕事中に頭痛が襲う
健康診断で脳ドックを受けることに

 Uさんの会社では、年に1回健康診断が義務づけられている。基本の健康診断以外は、自分が希望するメニューを選ぶ。昨年は、大腸の内視鏡を受診した。受診前はかなり緊張したが、ドックが終わった後に医師に「大丈夫です。これからも2年に1回は受けてください」と言われたときに達成感があった。

 Uさんは40を前に、子供のために父親より長生きしたい、そして健康でいたいと切実に思うようになった。しかし最近は疲れが目立つ。仕事でも踏ん張りがきかない。ここ数ヵ月は通勤中や仕事中に不意に頭痛が起こるようになった。頭痛が起きている間は身体中に力が入らなくなる。

 近所のかかりつけの内科医に相談したら、一度脳外科でMRIを撮ったほうがよいとアドバイスをされた。毎年健康診断を受診しているクリニックでは、脳外科の専門医がいるらしい。健康診断の書類に脳ドックの欄に印をつけて総務に提出した。

 健康診断当日はクリニックに直行した。毎年やっている血液検査や血圧測定の後が脳ドックだ。検査前に、MRI検査中は、工事現場にいるような音がするからと耳栓を渡された。気分が悪くなったらこれを押すようにとスイッチも渡された。

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市川純子 [(財)日本ヘルスケアニュートリケア研究所]

1961年生まれ。財団法人日本ヘルスケアニュートリケア研究所 所長。広告代理店で大手私鉄の広報を担当。その後PR会社に転職し、医薬品や化粧品分野に携わる。2003 年にJ&Tプランニングを設立。代表取締役に就任。研究や情報の開発も行いヒット商品を数多く手がける。医療健康美容分野の研究のために2010年財団を設立。


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