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家を買う!妻とのケンカを乗りこえて

物件を見に行く前に「意識」は共有できているか

太田三津子 [不動産ジャーナリスト]
【第10回】 2010年7月8日
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「同床異夢」だから
ケンカになる

 今回は夫婦ゲンカを未然に防ぐ極意を紹介しよう。ズバリ「マイホーム探しに走り回る前に、夫婦で意識を共有すること」だ。

 夫婦ゲンカの根本的な原因は、多くの場合、マイホーム取得の目的や方針が一致しないまま(一致していないことにも気づかないまま)、成り行きや勢いでスタートを切ってしまったことにある。いわば「同床異夢」のマイホーム探しが最大の原因なのだ。

 実際、長年連れ添った夫婦でさえ、相手が住まいに何を望み、何を一番大切に思っているか、意外にわからないもの。初めてのマイホームならなおさらである。「あ・うん」の呼吸に頼らず、きちんと話し合ってからスタートを切ろう。すでにスタートを切ってしまった人も、原点にもどって以下の作業をしてみてほしい。

 「話し合う」といっても漠然と希望を言い合うのでは混乱するだけ。そこで役立つのが、文章作成の原則「5W1H」である。

 Who(だれが)
  When(いつ)
  Where(どこで)
  What(なにを)
  Why(なぜ)
  How(どのように)

 これに沿ってそれぞれの希望や意見を整理すれば、共通点と相違点がクリアになる。口頭より、それぞれに書き出したものをつけ合わせながら話し合うほうが効果的だ。書くことで自分自身の考え方が整理され、冷静になれる。

 実際にこの作業をした友人夫婦は、「結婚して15年もたつのに、いかに相手のことを知らなかったか、よくわかった」と言っている。

マイホーム取得の
「5W1H」って?

 5W1Hをマイホーム取得に当てはめると次のようになる。

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太田三津子 [不動産ジャーナリスト]

1978年青山学院大学卒。「住宅画報」編集、「住宅新報」記者を経て1995年フリーライターとして独立、専門誌や経済誌を中心に住宅・不動産関係の記事を執筆するかたわら、雑誌や書籍の企画編集、座談会の司会やコーディネーターとしても活躍。共著に『次世代ビルの条件』(鹿島出版会)。日本不動産ジャーナリスト会議会員。


家を買う!妻とのケンカを乗りこえて

マイホームを賢く購入するためのマニュアル本はたくさんあるが、現実はなかなかうまくいかない。マイホーム取得には夫婦の合意が不可欠だからだ。家探しから契約、入居、買い替えの過程で、多くの夫婦が一発即発の危機を体験している。「女房は一体なにを考えているのか」とぼやく男性のために、実例を交えながら夫婦の危機回避の心得を紹介しよう。

「家を買う!妻とのケンカを乗りこえて」

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