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働き盛りのビジネスマンを襲う 本当に怖い病気

熱中症は男性のほうがかかりやすい?
真夏は日暮れどきでも危ない中高年のランニング

市川純子 [(財)日本ヘルスケアニュートリケア研究所]
【第25回】

真夏の日暮れどきのランニングで
熱中症に襲われたPさん(45歳)

運動をはじめたきっかけは上司・同僚の早期退職
「自分も変わりたい」とジムに入会

 Pさんは化粧品メーカーの営業次長。化粧品店・ドラッグストア・百貨店を回り、注文をとるのが仕事だ。ここ数年は、インターネット通販などの台頭や不景気により小売店も苦戦している。会社から提示される目標数字は毎年上乗せされ、予算未達が続いていた。

 小売店に行くたびにバイヤーから「PRに力を入れてほしい」「テレビコマーシャルが足りない」「販売応援スタッフを派遣してほしい」と言われる。小売店と会社の間で、Pさんは疲労しきっていた。

 そんな時期に会社が突然、40代以上の社員を対象に早期退職制度を導入した。入社以来いちばん可愛がってくれていた上司は、「これからはマレーシアでゴルフをやりたい」と早期退職に応募してあっさりと辞めていった。一番頼りになる上司が辞めたことがショックだった。同期の仲間も何人か辞めていった。

 右肩上がりで成長を続けた化粧品業界に変化の大きな波がきている。それを頭では理解できているが、何も変われない自分にいらだっていた。そうしたなかでPさんが運動をはじめようと思ったのは、「運動習慣のある人は仕事ができる」という雑誌の記事を読んだからだった。

 まず、会社で契約しているスポーツクラブに入った。ハイテクになったランニングマシンの操作は難しい。インストラクターから色々聞きながら何とか走れるようになった。数ヵ月通った頃、足に少し筋肉がついてきた。

 マシンで走っているとガラス張りのエアロビクスのスタジオが見える。狭いところでダンスを続ける若者を見ながら「先週と同じ人ばかりだな」と思ったPさんは違和感を覚えた。毎週決まった時間に、同じメンバーで、同じ動きをしている。「なんだか仕事みたいだな」と思った。Pさんは運動が義務になりつつあり、あまり楽しいと感じられなくなっていた。

 その頃、東京マラソンをテレビで見た。自分よりずっと年上の人が何人もフルマラソンを完走していた。ゴールでテレビのインタビューに「生まれてはじめて自分が変われる気がします」とイキイキと話していた。自分も変わってみたいと思った。

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市川純子 [(財)日本ヘルスケアニュートリケア研究所]

1961年生まれ。財団法人日本ヘルスケアニュートリケア研究所 所長。広告代理店で大手私鉄の広報を担当。その後PR会社に転職し、医薬品や化粧品分野に携わる。2003 年にJ&Tプランニングを設立。代表取締役に就任。研究や情報の開発も行いヒット商品を数多く手がける。医療健康美容分野の研究のために2010年財団を設立。


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