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就職できない若者の「トンデモ言動」

学歴フィルターを自分にかける草食就活生の哀しい習性

櫻井樹吏 [キャリアコンサルタント]
【第54回】 2016年4月20日
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学歴フィルターをかけているのは、企業だけではないようです

 皆さんは自分自身の「学歴」が気になりますか?

 「学歴フィルター」という言葉があります。企業が採用活動の際に、難関大学を筆頭に限られた大学生を優先的に採用したり、あるいは逆にある基準以下の大学の学生を全て不採用にしたりすることを指す言葉です。

 企業によりけりですが、確かに面接の場で応募者リストを拝見する際、所属する大学名が異常に偏っていると感じるケースは散見されます。しかし、学歴にこだわっているのは企業だけでしょうか。今回は、自ら学歴フィルターをかけてしまっている最近の学生の行動について紹介したいと思います。

高学歴の学生を求める企業の心理は
婚活中の女性に近い?

 仮に企業内で明確な学閥が存在した場合、その大学出身の方は有利な状況になります。また実際に私自身が過去、既卒学生の就職支援をした際にも、国立大学出身者や難関大学卒業者は、企業側から早急にオファーが来てすぐ内定した例が複数ありました。学歴の力は確かに存在しているというのが私の所感です。企業では難関大学を卒業している事実が一定の評価となっているわけです。

 計画的に勉強をしてきて入試試験をパスしたり、推薦を取得したという意味では、確かに学歴は企業の採用選考で参考にする一つの要素となりえるのかもしれません。またそういった高学歴の社員が多くいる組織であれば、高学歴の新入社員を欲する気持ちが強くなる可能性があります。

 さらに、学歴という点で見てみると、就活以外でも面白いデータが存在します。実は高学歴を求めるのは何も企業だけではないのです。

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櫻井樹吏 [キャリアコンサルタント]

1980年生まれ。大手通信会社の人事部、総合人材サービス会社の若者専門コンサルタントを経て独立。
2010年から500名を超える若者を支援し、年間のカウンセリング数は1200回を超える。 独立後は若年者、主婦の再就職、雇用支援機構や公共事業の講師・コンサルタントを中心に活動中。ホームページ:http://www.sakuraichirin.tokyo


就職できない若者の「トンデモ言動」

一部の若者が大量の内定をもらう一方で、ある一定数の若者は1社も内定をもらえない――。そんな現実が今の就職市場にあります。そんな就職難の実態を景況感のせいにしてしまいがちですが、実は内定をもらえない若者には特徴があります。それは、彼らが「トンデモない言動」をすることです。この連載では、3年間で450人ほどの就職できない若者を支援してきたキャリアコンサルタントの櫻井樹吏さんが、彼らのトンデモ言動の中身と、そんな彼らがどう就職していったのかをお伝えします。

「就職できない若者の「トンデモ言動」」

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