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ミドルマネジャーのための「不機嫌な職場」改革講座

仕事を任せないと信頼感も生まれない!
部下を成長させる「一皮むける経験」

高橋克徳 [(株)ジェイフィール代表],重光直之 [(株)ジェイフィール取締役]
【第4回】 2009年9月2日
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 もっと能力のある部下がいたら――。

 常日頃からこう思っているミドルマネジャーは、少なくないでしょう。

 部下を持つ上司の大きな悩みは、「期待通りでない部下」への不満です。

 今のミドルはプレーヤー兼務の人が多くなっているので、プレーヤーとしての自分と部下とを比較しがちです。その結果、「部下の能力不足」が目についてしまいます。

 しかし、考えてみると、「部下よりプレーヤーとして優秀だから自分がマネジャーになった」とも言えます。

 部下が不甲斐なく見えるのは、当たり前です。嘆いても事態は変わらないので、それよりも部下を大きく育てることを考えてみましょう。

 では、部下はどうしたら自分の期待に添えるほど大きく育ってくれるのでしょうか?

 前回ご紹介したとおり、人が育っていく過程には、「4つのステップ」があります。それは、「学ぶフェーズ」「実践するフェーズ」「伝えるフェーズ」「超えるフェーズ」です。

 そのうち、部下が特に大きく育つステップは、第4ステップの「超えるフェーズ」です。

 人はいつも同じ速度で成長するのではなく、ある時期、踊り場にさしかかったように一見成長が止まって見えることがあります。

 しかし一方で、人が見違えるほどの成長を遂げる時期もあります。“修羅場体験”という言葉もありますが、神戸大学の金井壽宏教授は、それを「一皮むけた経験」と呼んでいます。

 この言葉は、ザリガニやヘビが脱皮して、それまでより一回り大きくなって行く様を想起させます。「もう過去の自分とは違う」ということをイメージできる、よい言葉だと思います。

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高橋克徳 [(株)ジェイフィール代表]

野村総合研究所、ワトソンワイアットを経て、ジェイフィールの設立に参加。組織における感情問題の解決や組織活力向上のコンサルティングに全力を注ぐ。多摩大学講師など、多方面で活躍。共著の『不機嫌な職場』(講談社)はベストセラーとなる。
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重光直之 [(株)ジェイフィール取締役]

株式会社ニイタカ、社団法人日本能率協会を経て現在に至る。ヘンリー・ミンツバーグ教授との出会いを機に、ミドルマネジャーを元気にする「リフレクション・ラウンドテーブル」を日本に導入し、プログラム開発とファシリテーターを担当。「感じる研修エンジニアリング」の普及にも力を入れ、スキット研修、演出家を招いての役作り研修など、多彩に展開中。

ホームページ:http://www.j-feel.jp(日本語)

 


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職場のコミュニケーションが崩壊し、社員の対立や生産性の低下に悩むミドルマネジャーが急増しています。ベストセラー『不機嫌な職場』の著者と「ミドル再生」を専門とする同僚が、管理職が不機嫌な職場を改革するための知恵を徹底指南します。

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