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東京23区 データで分かる区の実力

中央区――ヤングアダルト層の取り込みで人口減少を克服した「チャレンジの街」

池田利道 [一般社団法人東京23区研究所 所長],小口達也 [一般社団法人東京23区研究所 上席研究員],東京23区研究所,フィルモア・アドバイザリー
【第18回】 2010年8月31日
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 1947年(昭和22年)に、日本橋区と京橋区が統合されて生まれた中央区。旧両区にまたがる八重洲を除き、旧日本橋区のエリアは今も地名に「日本橋」がつく。日本橋室町、日本橋人形町、日本橋横山町……老舗店が軒を並べる姿が目に浮かぶ。

 かたや旧京橋区には、日本一の目抜き通りである銀座、食文化の拠点である築地、もんじゃ焼の月島と個性ある街が続く。その活気は400年の歴史を誇る。何しろ区名を選ぶとき、「大江戸区」が候補にあがった土地柄だ。

東京の中央は「日本の実業の中央」
事業所数や小売業販売額は都内トップ級!

 23区の中央にあるから中央区。いや、名前だけではない。昼夜間人口比率は千代田区に次いで第2位だ。事業所数は港区に次ぎ、従業者数は港、千代田、中央の順ながらトップ3に並ぶ。名実ともに東京の、日本の中央として、都心3区の一画を担う。

 そんな中でも中央区は、日々繰り広げられる実業の中心地。わが国の金融取引の中枢である兜町の正しい地名は、日本橋兜町。銀座、日本橋と言えば、商業の一大中心地だ。

 小売業年間販売額は23区最大、大型店の年間販売額も新宿区に次ぐ。さらに、大型店の販売効率(売場面積当たりの販売額)は、新宿区を抜きトップ。老舗パワーは健在だ。

 日本橋の卸問屋街と築地の市場に代表される卸売業も、負けてはいない。年間販売額こそ大商社の本社が集中する千代田区に首位を譲るが、事業所の数は23区で最も多い。また、銀座があるからバー・キャバレーが、築地があるからすし屋がトップといのもうなずけよう。

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池田利道 [一般社団法人東京23区研究所 所長]

一般社団法人東京23区研究所所長。東京大学都市工学科大学院修士修了。(財)東京都政調査会で東京の都市計画に携わった後、㈱マイカル総合研究所主席研究員として商業主導型まちづくりの企画・事業化に従事。その後、まちづくりコンサルタント会社の主宰を経て現職。

小口達也 [一般社団法人東京23区研究所 上席研究員]

一般社団法人東京23区研究所上席研究員。1978年より財団法人・東京都政調査会研究員、都市問題・自治体政策の研究に従事。87年より中央大学社会科学研究所・客員研究員、多摩地区の地域開発研究に従事。その後、フリーを経て現職。

フィルモア・アドバイザリー

2006年11月、海外機関投資家向けの独立系リサーチ会社として設立。現在は数値データのグラフ化・共有サイト「vizoo」、グラフ投稿サイト「Figit」の運営を行うほか、メディア向けにグラフを用いた特集記事等を配信。
フィルモア・アドバイザリー


東京23区 データで分かる区の実力

世界一の都市圏である東京。特にその中心となる23区は、データや知識を積み重ねると、それぞれの区が特徴や「区民性」を持ちながら、それぞれの土地に人やビジネスを惹きつけていることがわかる。そんな各区のデータを見ながら、歴史や周辺情報と共に、23区それぞれの特徴、「実力」を明らかにしていく。

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