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東京23区 データで分かる区の実力

港区――思わず「ビバ!」と叫びたくなる高級街の驚くべきセレブぶり

池田利道 [一般社団法人東京23区研究所 所長],小口達也 [一般社団法人東京23区研究所 上席研究員],東京23区研究所,フィルモア・アドバイザリー
【最終回】 2010年10月12日
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 新しい何かが生まれ続ける東京。そんな東京の旬の魅力を象徴するのは、六本木をおいて他にない。かたや、東京の活力を底辺から支えるサラリーマンたちのメッカと言えば、新橋である。

 港区は、東京を東京たらしめる新旧2つのパワーが交錯する、東京で最も東京らしい街だ。ご愛読いただいた「東京23区 データで分かる区の実力」は、今回が最終回となる。トリを飾るのにふさわしい港区を、満を持して紹介しよう。

人はセレブ、街はハイソ――。
平均所得日本一で大使館が集中する港区

 日本の納税義務者1人当たりの課税対象所得額について調べると、その全国ベスト10(人口が少ない村を除く)のうち、8つを東京23区が占める。高級住宅地の代名詞とされる兵庫県芦屋市は、645万円でようやく5位にランクイン。それ以上は全て東京23区であり、内訳は4位が目黒区の680万円、3位が渋谷区の764万円、2位が千代田区の899万円、そして1位が港区となっている。

 その額、実に1127万円。なんと、平均所得が1000万円を超えている。港区のリッチ度は、お金持ちが多い東京の中でもズバ抜けて高い。

 住人が「シロガネーゼ」と呼ばれる白金をはじめ、麻布、赤坂、青山、高輪など、高級住宅地と言うよりは、「お屋敷町」と呼ぶ方がふさわしい街々が居並ぶ。そのルーツは江戸時代まで遡る。港区には、大名屋敷や旗本屋敷が建ち並ぶ、上級武士の屋敷地が広がっていた。

 一戸建てに住む世帯の平均住宅面積は、2位の世田谷区を抑えてトップ。屋敷町の実力発揮というところだ。ちなみに、世帯当たりの住宅面積は共同住宅でも2位。マンションもウサギ小屋ではない。セレブには、広い住宅がよく似合う。

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話題の記事

池田利道 [一般社団法人東京23区研究所 所長]

一般社団法人東京23区研究所所長。東京大学都市工学科大学院修士修了。(財)東京都政調査会で東京の都市計画に携わった後、㈱マイカル総合研究所主席研究員として商業主導型まちづくりの企画・事業化に従事。その後、まちづくりコンサルタント会社の主宰を経て現職。

小口達也 [一般社団法人東京23区研究所 上席研究員]

一般社団法人東京23区研究所上席研究員。1978年より財団法人・東京都政調査会研究員、都市問題・自治体政策の研究に従事。87年より中央大学社会科学研究所・客員研究員、多摩地区の地域開発研究に従事。その後、フリーを経て現職。

フィルモア・アドバイザリー

2006年11月、海外機関投資家向けの独立系リサーチ会社として設立。現在は数値データのグラフ化・共有サイト「vizoo」、グラフ投稿サイト「Figit」の運営を行うほか、メディア向けにグラフを用いた特集記事等を配信。
フィルモア・アドバイザリー


東京23区 データで分かる区の実力

世界一の都市圏である東京。特にその中心となる23区は、データや知識を積み重ねると、それぞれの区が特徴や「区民性」を持ちながら、それぞれの土地に人やビジネスを惹きつけていることがわかる。そんな各区のデータを見ながら、歴史や周辺情報と共に、23区それぞれの特徴、「実力」を明らかにしていく。

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