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子どもの数は減っているのに、なぜ保育所が足りないのか

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2016年6月18日
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ジュニアエラ 2016年 06 月号
朝日新聞出版
定価:490円(税込)

 「保育園落ちた日本死ね!!!」と書かれた個人ブログから始まった、保育園増加を求める署名やデモ行動。少子化といいながらも保育園が足りない現実に、首を傾げる人も多いだろう。

 毎月話題になったニュースを子ども向けにやさしく解説してくれている、小中学生向けの月刊ニュースマガジン『ジュニアエラ』に掲載した、なぜ保育園が足りないのかについての解説文を紹介する。

*  *  *

 2月に「保育園落ちた日本死ね!!!」という匿名のインターネット投稿があり、話題になった。それ以来、保育施設に子どもを入れられなかった親たちの共感を呼び、保育制度の充実を求める署名や行動が広がっている。

 「認可保育所」に申し込んだのに入れない、いわゆる「待機児童」の数は、2009年以来、2万人を超えている。待機児童には、認可保育所に入所許可されたものの希望と違う保育所だったため入らなかったり、一定の基準を満たしている「認可外保育所」に入ったりした児童は含まれていないため、実際にはもっと多いといわれる。

 出生率の低下で子どもの数が減少するなか、なぜ待機児童数は減らないのか。背景には、子育てをしながら働く女性が増えたことがある。高度経済成長期は、結婚した女性は専業主婦が圧倒的に多かった。これが1990年代に逆転して、今では共働き家庭のほうが多くなった。離婚の増加により、ひとり親家庭が増えたこともある。子育てしながらひとりで働くには、保育所が必要になるからだ。

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