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俺様社員の取扱説明書
【第14回】 2010年9月10日
著者・コラム紹介バックナンバー
内田和俊 [SYPシステム専属専任講師]

「頑張ってるね」という声かけが大事
――言葉の持つ威力

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よいことであれば、当然のことでも、
言葉で伝える

 リーダーは周囲の人たちに対して感謝の気持ちを伝えたり、ねぎらいの言葉をかけるなどして、自ら率先して人に対するリスペクトを実践してください。

 リーダーはよくも悪くも模範になってしまいます。特に、若い人たちは、上の人たちの悪い部分ばかりを真似しようとしますから、リーダーがよい手本になることが大切です。

 リーダーが率先してリスペクトを周囲の人たちに示すことによって、メンバーの一人一人は日々、自己肯定感や自己重要感を増していくことになるでしょう。よい雰囲気が波及し、働きやすい職場環境になり、結果的に組織は活性化するはずです。

 もちろん、相手に対するリスペクトは、形で表す必要があります。感謝やねぎらいの気持ちは、仮にあふれるほどたくさん皆さんの心の中にあったとしても、なんらかの形で伝えなければ、残念ながら相手には伝わりません。ですから、やはり言葉で伝えることが必要になります。

 以心伝心なんて幻想であり、基本的にはありえないと思っていたほうが間違いありません。ロマンのない話で申し訳ないのですが、私は以心伝心なんてものは、恋人や夫婦の間だってそうそうあるものではないと思っています。

 このように、言葉で伝えることが基本ですが、場合によっては、メッセージカードやプレゼント(もちろん高価な物である必要はなく、ちょっとしたお土産でも充分)という形もあるでしょう。

 悪いことに関しては、本人がわかりきっていることを、改めて他人から指摘されると、あまりいい気持ちはしませんが、よいことは、仮にわかりきっていることであっても、言われて嫌な気になることは決してありません。

 皆さん、ちょっと想像してみてください。

 皆さんは自分を犠牲にして、家族のため、会社のために、がんばってこられたと思います。もちろん、ご家族の皆さんも、そんな現状をよく理解していると思います。家族から具体的な感謝の言葉がなかったとしても、家族の笑顔を見られれば、それだけで充分という人も多いと思います。

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内田和俊 [SYPシステム専属専任講師]

1968年生まれ。早稲田大学法学部卒。人材育成コンサルタント、PHP認定ビジネスコーチ上級。人材育成を専門とし、多くのクライアントと関わる。 2002年、東京国際フォーラムで開催された日本コーチ協会全国大会では、日本で成功した4人のパイオニア的コーチの1人に選ばれ、講師・パネラーをつとめる。現在、主に一部上場企業の幹部社員を対象にした社員研修やコンサルティングを実施。1年間で約1万人に集合研修、500人に個人セッションを行っている。研修実績は、三菱重工業、明治安田生命、新日本石油、NTT東日本、ライオン、あすか製薬、キャタピラージャパン、大鵬薬品、ソフトバンクテレコム、三菱マーケティング研究会、東京消防庁など100社以上。
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