ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
40代を後悔しない50のリスト【時間編】
【第19回】 2016年7月6日
著者・コラム紹介バックナンバー
大塚 寿 [エマメイコーポレーション代表取締役]

キャラが定まっている中年ほど
自由な時間が持てる理由

1
nextpage

仕事に家庭に両立すべきことが全世代中、最も多い40代。時間の調整スキルの差とは別に、余計なことばかりやらされている人と、やりたいことばかりやれている人の違いはどこにあるのだろうか?シリーズ最新作『40代を後悔しない50のリスト【時間編】』から、一部を抜粋して紹介する。

【後悔リスト19】会社や家庭に振り回されて、自分の時間が取れなかった

 両立世代の40代は、日々の生活の中で仕事や家庭のバランスを取ることが多くなります。バランスが取れないと、どんどん自由になる時間は減っていくので、時間の調整能力は40代にこそ必要なスキルだといえます。

 50代以上で後悔している人は、時間の使い方を改善する方法や調整スキルを40代で学ばず、「諦めの境地」というか、最後は「仕方ない」とうやむやにしてしまった人ばかりです。

 時間の調整スキルは、これまでご紹介してきた計画術や習慣術、仕事術、マネジメント術などですが、今回は少し違うアプローチから自分が置かれた環境をつくり出す方法も紹介しておきましょう。

 それは、自分のポジショニングをあえて変えるという方法です。仕事ができる人というのは、例外なく自分が働きやすい環境を自らの手でつくっています。それは自分のキャラクターづくりやブランドづくりに成功しているからともいえるでしょう。職場にかかわらず、家庭内でのポジショニングでも同じことがいえます。相手に「まあ、仕方ないね」と思わせれば勝ちだったりするのです。

 得意ジャンルが明確な人は、必然的にそういう仕事が舞い込んできます。その一方で、これといった得意ジャンルがない人には、余計なものが回ってきます。逆にいえば、自分がやりたいことで周囲に対してイメージ統一ができれば、やりたい仕事が増えて、余計な仕事は減っていくというわけです。

 もちろんゼロにはならないでしょうが、悠々と好きなことをやり、ストレスなく成果を上げている人がいるという事実は、多くの示唆を含みます。うまくいっている諸先輩を目にするに、彼らは自分がいる環境をどう自分好みにつくり変えるかということを、だいぶ戦略的に行っているのです。それが結果的にバランスの取り方にもつながっています。

 仕事でも家事でも、やるべきことはその人の特性のもとに集まってきます。赤色の仕事は赤い人のところに、青色の仕事は青い人のところに集まります。組織とは、各人の強みを活かすことが目的ですから、必然的にそうなるのは当たり前です。仕事を振るときも、苦手な人にあえて苦手なものを集中させることはしません。

 しかし、多くの人は自分が何色なのかがわかりません。よって、周りの人もその人が何色かわからないので、違う色の仕事を振ってしまいます。それで結果が出ない、ダメだと烙印を押されてしまう悪循環に陥ることが意外と多いのです。

 もちろん、これはわかりやすい例えで、現実はそこまできれいに色分けされているわけではありません。しかし、好循環を生み出すためには、自分の強みを把握して、それを周囲にアピールすること、人より優れていることにフォーカスすることが自分のポジション形成の起点となります。

 40代になってポジショニングとかブランディングというと違和感を持つ人がいるかもしれませんが、40代にこそ「自分とは何者か」「どういう人間か」というのを明確にして、周囲に伝えることが必要なのです。

1
nextpage
スペシャル・インフォメーションPR
ダイヤモンド・オンライン 関連記事
まいにち小鍋

まいにち小鍋

小田真規子 著

定価(税込):本体1,100円+税   発行年月:2016年11月

<内容紹介>
簡単で安くて、ヘルシー。ポッカポカの湯気で、すぐにホッコリ幸せ。おひとりさまから共働きのご夫婦までとっても便利な、毎日食べても全然飽きない1〜2人前の小鍋レシピ集!「定番鍋」にひと手間かけた「激うま鍋」。元気回復やダイエットに効く「薬膳鍋」や、晩酌を楽しみたい方に嬉しい「おつまみ鍋」など盛り沢山!

本を購入する
著者セミナー・予定
(POSデータ調べ、11/20~11/26)


注目のトピックスPR


 

大塚 寿(おおつか・ひさし) [エマメイコーポレーション代表取締役]

1962年、群馬県生まれ。株式会社リクルートを経て、アメリカ国際経営大学院(サンダーバード校)でMBAを取得。現在、オーダーメイド型企業研修を展開するエマメイコーポレーション代表取締役。
挫折の多かった10代、「もっとやれるはずだ」という想いと現実とのギャップに悶々とした20代を過ごした。なんとか現状を変えようと、リクルートの営業マンという立場から、社内外の大手企業・中小企業の管理職や経営者1万人以上にアドバイスを求めるが、その中でも40代を後悔している人が特に多いことを発見。その轍を踏まないように準備し、40代で自己実現を果たす。歴史上の成功者よりも、身近な市井の人の成功・失敗に学ぶことの合理性を痛感している。
著書にシリーズ累計28万部の『40代を後悔しない50のリスト』『30代を後悔しない50のリスト』『結婚を後悔しない50のリスト』(以上ダイヤモンド社)など多数。


40代を後悔しない50のリスト【時間編】

シリーズ累計28万部突破! 人生最大の分かれ道は「時間の使い方」で決まる!
元リクルートの営業マンだった著者が、これまで出会った管理職・経営者・定年退職者1万人以上にインタビューしてわかったのは、40代こそが「人生最大の分かれ道」だということ。そして、40代が最も後悔していることこそ「時間の使い方」だった。「仕事と家庭」「自分の仕事と部下のマネジメント」「自己実現と出世」「夫と父」「妻と母」など、限られた時間の中でバランスを取り続ける両立世代が、自分らしい生き方・働き方を取り戻すには? 計画術から習慣術、仕事術、マネジメント術、バランス術まで、『40代を後悔しない50のリスト【時間編】』から一部を抜粋して紹介する。
 

「40代を後悔しない50のリスト【時間編】」

⇒バックナンバー一覧