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イマドキ職場のギャップ解消法 高城幸司

スマートフォン隆盛時代に”待った”をかける!?
傍観派たちが語る「あえてブームに乗らない理由」

高城幸司 [株式会社セレブレイン 代表取締役社長]
【第28回】 2010年9月21日
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 ビジネスにおいて、モバイル端末が必要不可欠の時代となりました。さらに米国から上陸したアップル社のiPhoneのようなスマートフォンが一大ブームとなり、多くのビジネスパーソンが日本特有の携帯電話から持ち替えはじめています。「デザイン性に優れて、お洒落だからスマートフォンを持ち歩きたい」と感じる人も少なくないでしょう。

 ところが、その一方で時代の流れに逆らうスマートフォン傍観派も少なくありません。ゆくゆくはビジネスシーンでスマートフォンが主流になることは目に見えているにもかかわらず、あえて傍観する人がいるのは、なぜなのでしょうか?

無線通信技術の発達で
職場に縛られない働き方が拡大中

 最近、オフィス街のカフェは、ノート型のパソコンで仕事している人で溢れています。以前からみかける光景ですが、昔はネットに接続しないstand alone(スタンドアロン)な使い方が主流でした。ところ今では、WiMAX(ワイマックス)などの無線通信技術の発達により、何処でもメールやネットが安心して使える時代になっています。

 そこで、多くのビジネスパーソンはカフェで気軽にメールしたり、サイト検索をしたりと、ある意味でカフェを「仮設オフィス」として使っているようです。余談ですが、新幹線での移動中(東京と新大阪間)にも無線LANに接続でき、ネットが使えます。こうなると、

 「出張が続いてメールが確認できませんでした」

 と言い訳ができないので、ありがたいようで厳しい時代が到来したといえるでしょう。

 こうしたモバイル環境の進化によって、「直行、直帰型」の仕事をする営業職が増えています。業務連絡のためにモバイル端末付きのパソコンを会社が支給し、お客様への訪問機会を増やすために出社機会を大幅の減らしたワークスタイルが認められはじめているのです。在宅勤務をする社員のように自宅で仕事をするのではなく、移動時間の削減が目的の働き方といえるでしょう。

 「外出したら会社に戻らない。お客様への訪問に効率的」

 と語るのは、製薬業界に勤務するGさん。MR(医薬情報担当)として数多くの病院を担当しています。

 ところが、勤務時間の大半は車でも数時間かかる長距離移動に割かれてしまいます。そのため、オフィスに出社せずに直行するのが週に3日、日々の業務日報を作成してメールで送信しています。上司と顔を合わせるのは週に1回の会議くらいだといいます。

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高城幸司 [株式会社セレブレイン 代表取締役社長]

1964年生まれ。同志社大学卒業後、リクルート入社。リクルートで6年間連続トップセールスに輝き、「伝説のトップセールスマン」として社内外から注目される。そのセールス手法をまとめた『営業マンは心理学者』(PHP研究所)は、10万部を超えるベストセラーとなった。 その後、情報誌『アントレ』の立ち上げに関わり、事業部長、編集長、転職事業の事業部長などを歴任。2005年、リクルート退社。人事戦略コンサルティング会社「セレブレイン」を創業。企業の人事評価制度の構築・人材育成・人材紹介などの事業を展開している。そのなかで、数多くの会社の社内政治の動向や、そのなかで働く管理職の本音を取材してきた。 『上司につける薬』(講談社)、『新しい管理職のルール』(ダイヤモンド社)、『仕事の9割は世間話』(日経プレミアシリーズ)など著書多数。職場での“リアルな悩み”に答える、ダイヤモンド・オンラインの連載「イマドキ職場のギャップ解消法」は、常に高PVをはじき出している。
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