3階建ての子育て総合施設

――3階建てというのは?

 ママカフェ、ワーキングスペース、託児施設という3つの機能を包括した施設にするつもりです。この3つは今もばらばらには存在するのですが、3つが同じ場所に揃ってはいない。全部あれば一番便利だと思うんですよ。たとえば役所で手続するときに、この書類はあっちの窓口で、次はこっちの窓口でとなっていたら不便でしょう。お母さんだってそうです。ここに来れば全部解決する、というほうが便利ですから。

――母親の悩みが1ヵ所で解決する場所ですか。具体的に教えてください。

 私の計画では、まず2階のフロアがママカフェです。例えば流行りのパンケーキのお店などに入ってもらいます。ここはおいしいもの、たのしいもの、“幸せ感”を感じられるところにして、女性が食べに来るついでに、いろいろ話ができるような場所をイメージしています。赤ちゃんでなくて、小学校や中学生の子どもがいたっていい。子どもが大きくなっても、その時期ごとに違う悩みがあるものですから。もちろん、お父さんと来てもいい。子どもの手が離れるまで、いろいろな人が集まるスペースにするつもりです。

――みんなが子育て中、ということですか。

 そうです。似た環境の人がいれば、店員でもお客さんでも話ができるようなオープンな空間を理想としています。ほかにも、子育ての専門家が常時いるようなものにしたい。保育士、保健士、看護師、小児科医……さまざまな人がいて、お母さんの味方になる。その人たちも自由に働いてもらえたら、雇用も生まれます。年中無休でオープンできたらいいですね。

――ほかの階は?

 3階には、すでに職を持っている人たちのためのワーキングスペースを作るつもりです。個人事業主の人や、オフィスに常駐しなくていい人、在宅勤務の人など、ちょっと仕事ができて、どうしても子どもを預かってほしいというときときに使えるような。ミーティングルームも設けて、いろんな人が話し合えるような場所です。さまざまな分野の女性がアイデアを出し合えると、きっとすごいものができると思うんですよね。子育てをしている女性の目線で作ったものは、いま子育てをしていない人にとっても社会的に有益な、恩恵を与えるものができるのではないでしょうか。

 そして1階には、認可外でもよいので、保育所を作ろうと思っています。預け先がないと働けませんからね。託児の部分は、理想をいえば企業と提携するのがよいでしょうね。