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あなたの会社は大丈夫? 「タダ乗り社員」を生む職場

気づけば「タダ乗り社員」だと誤解されている?
“多様性社会”で最も重要なのはコミュニケーション力

河合太介 [(株)道(タオ)代表取締役社長],渡部 幹 [モナッシュ大学マレーシア校 スクールオブビジネス ニューロビジネス分野 准教授]
【第12回】 2010年9月22日
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企業社会で増える「フリーライダーリスク」
コミュニケーション1つで誤解を招く時代

 フリーライダーの問題を考えるとき、切り離せないテーマに「コミュニケーション」がある。本人はフリーライドするつもりは毛頭なかったのに、必要なコミュニケーションが足りなかったばかりに誤解を招くというケースも多いからである。

 たとえば、拙著の中でも記載している、「ありがとう」というお礼を手伝ってくれた相手に伝えること。

 たったこれだけのことなのだが、その一言を言わなかったために、あたなは「成果・アイディア泥棒型」フリーライダーと思われる可能性がある。2~3回、そのような行為を繰り返せば、その評価は「確定」づけられるであろう。

 今回は、この「コミュニケーション」に関して、少し深く考えてみたいと思う。

コミュニケーションが「時代」を作り、
コミュニケーションに「人々が悩んだ」10年

 21世紀を迎えて、今年でちょうど10年となる。この10年を振り返って時代を切り取ってみると、そのキーワードの1つに「コミュニケーション」がある。

 インターネットが広く普及し、お年寄りから子どもまでが使うようになった。携帯電話も誰もが持つようになり、携帯1つでメールから音楽まで楽しめるようになった。ブログや「mixi」に代表されるようなソーシャルネットワークシステムを、人々が楽しむようになった。

 かつて一世を風靡した使い捨てカメラ『写ルンです』はデジカメに置き換わり、より手軽なコミュニケーションツールとして人々が使うようになった。最近では、街中でツイッターでつぶやき、iPhoneやiPadで情報のやりとりを行なう人々も珍しくなくなった。

 まさに、コミュニケーションを促すためのツールが、21世紀に入ってからのこの10年の技術を引っ張り、新しい付加価値商品やサービスの中心となった。

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河合太介 [(株)道(タオ)代表取締役社長]

ワトソンワイアットを経て、「人と組織のマネジメント研究所」(株)道(タオ)を設立。ベストセラーとなった『ニワトリを殺すな』をはじめ、『デビルパワー エンジェルパワー』『育ちのヒント』(共に幻冬舎)など著書多数。慶応丸の内シティーキャンパス客員ファカルティー。

渡部 幹(わたべ・もとき)
[モナッシュ大学マレーシア校 スクールオブビジネス ニューロビジネス分野 准教授]

UCLA社会学研究科Ph.Dコース修了。北海道大学助手、京都大学助教、早稲田大学准教授を経て、現職。実験ゲームや進化シミュレーションを用いて制度・文化の生成と変容を社会心理学・大脳生理学分野の視点から研究しており、それらの研究を活かして企業組織にも様々な問題提起を行なう。現在はニューロビジネスという大脳生理学と経営学の融合プロジェクトのディレクターを務めている。代表的な著書に『不機嫌な職場 なぜ社員同士で協力できないのか』(共著、講談社刊)。その他『ソフトローの基礎理論』(有斐閣刊)、『入門・政経経済学方法論』、『フリーライダー あなたの隣のただのり社員』 (共著、講談社)など多数。


あなたの会社は大丈夫? 「タダ乗り社員」を生む職場

いつになったら報われるのか――。熾烈な競争に晒されたビジネスマンは疲れ切っている。そんな彼らに強い負の感情を抱かせるのが、職場で増殖中の「タダ乗り社員」(フリーライダー)だ。タダ乗り社員が増える背景には、企業の制度やカルチャーが変化し、組織に矛盾が生じている側面もある。放っておいてはいけない。ベストセラー『不機嫌な職場』の著者陣が、タダ乗り社員の実態と彼らへの対処法を徹底解説する。

「あなたの会社は大丈夫? 「タダ乗り社員」を生む職場」

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